ども、さんぺいです。
沖縄県民の「ソウルフード」と言われ、数多くの沖縄そば専門店があるのはもちろん、家庭でも広く食べられており、食堂、コンビニ、弁当屋、どこでも食べられる沖縄そば。
日々沖縄そばを食べている沖縄県民ですが、実は沖縄そばの生産量がピークに達するのが年末なんです。
1年の締めくくりでもあり縁起物でもある「年越しそば」。
大晦日、沖縄のほとんどの家庭では「年越しそば」は沖縄そばが食べられています。
それぞれに拘りの麺があり、スーパーでは沖縄そば麺の争奪戦が繰り広げられます。
皆さん、今年はどのそばにしますか?
今回は、製麺所ごとの麺に着目し、食べられるお店もセットで紹介します。
あなたの推し麺も教えてください!
1.照喜名製麺所
まず紹介したいのは沖縄で大人気の「照喜名製麺所」。
年末が近づくと争奪戦が勃発し、ネット上でも「売り切れてた!」と悲鳴が聞こえ「照喜名難民」が発生するほど。
「照喜名じゃなきゃダメ」という熱狂的ファンの多い麺です。
人気の理由は、独特の細かく強い縮れと硬めの食感。
「照喜名ウェーブ」の愛称で親しまれている「縮れ」が一度食べると忘れられないインパクトを残します。
照喜名製麺所の麺が食べられる沖縄そば専門店は数多くあるのですが、一つお薦めするとしたら宜野湾市の『ヨネハマ』。
動物系のスープに拘り、塩軟骨ソーキが絶品なお店です。
2020年オープンの比較的新しい店ですが、丁寧な沖縄そばづくりで地元をはじめ多くのファンを獲得しています。
パンチある動物系スープに合わせるのが照喜名製麺所の縮れ麺。
「照喜名ウェーブ」がスープに絡みまくります。
歯応えもしっかりで、スープのインパクトに負けない力強い麺。
そして、口内で暴れるような存在感。
焼きそばで楽しむ方も多いようです。
2.亀浜製麺所
こちらも定番中の定番「亀浜製麺所」。
ストレートの長めの細麺で、コシのある食感が特徴。
多くのファンを持ち、沖縄そば専門店でも広く扱われています。
いつ、どこで食べても美味しいと感じる安定感、私も「亀浜」麺に魅了されている一人。
「亀浜製麺」と言えばやっぱり『玉家』じゃないでしょうか。
説明不要だと思いますが、南城市大里に本店がある沖縄そばの人気店『玉家』。
老若男女に愛され、沖縄そばのランキングをやれば必ず名前が挙がるお店。
『玉家』とセットで語られることの多い「亀浜」麺。
間違いなく、「亀浜製麺所」を有名にしたお店の一つだと思います。
あっさりとした鰹出汁の効いたスープに細麺を組み合わせた沖縄そばは一種の発明でした。
ストレート麺の啜り心地、そしてのど越し、どれも最高です。
毎日食べても飽きないのが、沖縄そばの麺料理としての良さだと思うのですが、『玉家』はまさにそれを体現したようなそば。
シンプルなんだけどそこが良いんですよね。
3.三角屋製麺所
沖縄本島北部を代表する製麺所と言えば「三角屋製麺所」。
「三角屋」と聞くと、幅広の平打麺を誰もが思い浮かべるのでは。
数ある沖縄そばの麺の中でも最もインパクトのあるルックス。
「きしめん」のように、平たくて、幅の広い麺なんです。
この幅広の麺が、独特の啜り心地と、噛み応えを生み出しオリジナルの味わいに。
沖縄本島北部の方に長年愛されている麺です。
北部地域一帯で広く扱われている「三角屋製麺所」の麺。
どのお店でも食べることができますが、一つお薦めするとしたら『山原そば』。
復帰直後の1973年創業で、50年近くになる沖縄そばの名店です。
『山原そば』名物の本ソーキと、平麺の共演。
幅の異なる混合麺になっており、個性的な食感を生み出します。
もっちりとした麺が、出汁の旨みがストレートに感じられる直球なスープに良く合います。
4.西崎製麺所
「西崎製麺所」は、数多くの沖縄そば専門店の特注に対応している製麺所。
麺の太さ、形状、茹で麺、生麺など本当に多種多様なので、知らないうちに食べている可能性も大だと思います。
まさに沖縄そばの名店製造工場。
「西崎製麺所」の麺を提供している沖縄そば屋さんは本当に多いのですが、私の独断的好みでお薦めなのが那覇市にある『SOBADAY』。
『SOBADAY』=「沖縄そばの日」という直球すぎるユニークなネーミング。
名前からもう店主さんの沖縄そばへの情熱が伝わってきますよね。
有名ラーメン店で修業経験もある店主が作る拘りの沖縄そば。
厚みのある力強いスープです。
注目してほしいのが「西崎製麺所」の麺。
中細のストレート麺ですが、本当に硬さが絶妙なんです。
コシがあるのはもちろん、もっちり感も感じられる最高の仕上がりで提供してくれます。
5.知念製麺所
沖縄本島中部地域で人気なのが、1958年創業の老舗「知念製麺所」。
沖縄そば麺の面白いところは、県内各地に製麺所があって地域毎に馴染の麺がある点。
スーパーでも扱っている麺が違うんです。
「知念製麺所」も複数の麺がありますが、個人的にはもちっとした食感が大好き。
知念製麺所」の麺が食べられるお薦めのお店は、沖縄市の『みなみ』。
沖縄自動車道「沖縄南IC」からすぐという好立地にあり、地元でも人気の沖縄そば屋さんです。
豚と鰹、昆布、鶏ガラなどから出汁を取っているとのことで、魚介系の旨みが際立ったスープ。
ひと口目から一気に引き込まれます。
酸味やえぐみがなく、すごくクリアな味わい。
繊細なスープに合わせるのが「知念製麺所」の麺。
店名を冠した「みなみそば」では全粒粉入りの麺を使用。
風味が豊かで、ゆっくりと味わいたくなる麺になっています。
6.伊佐製麺所
那覇の製麺所と言えば三原にある「伊佐製麺所」。
『あやぐ食堂』など多くの食堂で採用され、南部の人にとっては馴染みのある味。
中太で厚みのあるどっしりとした麺は、まさに沖縄そばのイメージそのもの。
那覇市三原の製麺所には、テイクアウト用の窓口も設置されていて、その場で沖縄そばがいただけます。
「伊佐製麺所」も取り扱いのお店が多くありますが、個人的お薦めは、那覇市港町にある『パーラー徳ちゃん』。
名前のとおり港湾地帯にあるパーラーで、早朝4時から16時までの営業。
30年以上の歴史があり、実は、沖縄そば好きの間では沖縄そばの美味しさも有名なんです。
『パーラー徳ちゃん』の麺は「伊佐製麺所」。
「やっぱこれだよ」と言いたくなる中太の沖縄そばの麺。
ほおばって食べる美味しさがあって、私の世代からすると最も「沖縄そばらしい」麺です。
7.古謝製麺所
沖縄そばには地域毎に個性があり、特に離島である「宮古そば」「八重山そば」が有名です。
それぞれ形状が異なり、島ごとに有名な製麺所があります。
宮古そばを代表する麺が「古謝製麺所」。
沖縄本島のスーパーでも購入でき、スープも販売しているので、「宮古そば」を食べたい方にお薦め。
特徴は沖縄本島の麺と異なるストレートの形状。
滑らかな啜り心地を生み出します。
「古謝製麺所」の麺は、さらにもっちり感も魅力。
本場宮古島では、『古謝そば屋』も営まれています。
なんと創業は、1932年(昭和7年)。
戦前から続く現役の沖縄そば屋は、沖縄本島を含めてもごく限られており、沖縄そばの歴史を知る上でも貴重。
まさに沖縄そば界のレジェンドなんです。
鰹出汁の効いたあっさりとしたスープに合わせる麺。
この啜り心地はやっぱり「宮古そば」と思う麺で、食感も絶妙です。
ああ、だんだん沖縄そばが食べたくなってきた、大晦日が待ちきれませんね。