「竹の自転車」で地域活性化を提案!
いきなりですがこの2台の自転車。
TCDの学生たちが製作したものですが、素材は何でできていると思いますか?
答えは「竹」です!
今回はこの「竹」を使った自転車で地域活性化を目指すという「スペダギ・アトー」プロジェクトをレポートしたいと思います!
8月初旬、山口県山口市にて3日間開催された、地域おこし手法を学ぶ「世界ヴィレッジデザイン会議」に、TCDプロジェクトメンバーが参加しました。
前半の2日間は「村おこし国際会議(以下ICVR)」に参加。
ICVRはインドネシアのデザイナー シンギー・カルトノ氏が中心となり、2014年から2年に一度開催している、村おこしの国際会議です。
第2回目の開催となる今年は山口市阿東地区で開催されました。
学生たちとシンギー氏(中央)。
シンギー氏はソーシャルデザイン活動である「Spedagi(スペダギ)」も主宰。
スペダギとはインドネシア語の造語で、「朝、自転車に乗る」ことを意味し、シンギー氏はその名のとおり早朝自転車で村をまわりながら、村人が抱えるさまざまな社会的課題の相談に乗り、デザイン的視点からのアドバイスを提供しているそうです。
その自転車は村に自生している竹を使用しているのが特徴で、バンブーバイクと呼ばれSpedagiのシンボル的存在になっています。
そんなインドネシアで成功しているプロジェクトにならい、竹害に悩む阿東地区の竹でバンブーバイクを製作し、地域活性化に役立てよう!というのが今回の「Spegagi Ato(スペダギ・アトー)」プロジェクト。
自転車の社会的意義の向上を目指す本校にもお声掛けいただき、学生のプロジェクトメンバーが2台のコンセプトバイクを製作しました。
1台目の自転車はこちら。
名付けて「Future Primitive」。
「Future=未来的なデザイン」と「Primitive=昔からの素材である“竹”」を融合した自転車。
ソファーに座るように、ゆったりと走るのがコンセプト。
子馬のデザインが目を引く2台目は、子供向けのワークショップに向けて製作。
親子でワークショップに参加してもらうと同時に、地域の問題にも目を向けてもらおうというのが狙い。
デザインは阿東地区に伝わる伝統行事「生雲八幡宮 奴道中」からインスピレーションを得ています。
こちらは製作中の風景。
金属のパイプと違い、慣れない竹の加工作業に苦労していました。
外観はシンプルに見えても、軽くて丈夫な自転車にするために、内側は手が込んでいたりします。
最終日には山口情報芸術センター(YCAM)でのトークセッションを開催。
本校の髙橋コースディレクターも参加し、スペダギ・アトーの今後の活動や、バンブーバイクの活用方法などについて話し合いました。
YCAM館内には、TCDの今回のプロジェクトに関する取り組みも展示。
地域の方にも大変興味を持ってもらえたようです!
今回のプロジェクト、学生たちには自転車は単にスポーツやレクリエーションとしてだけではなく、地域を変化させていくことさえできる、大きな可能性を持ったツールであることを、改めて実感できる良い機会となったようでした。
プロジェクトに参加した学生の皆さん、お疲れ様でした!
RISD、サマーワークショップ レポート!
「アメリカのデザイン学校の学生が自転車を作ると…」
前回のブログで紹介した「ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(以下RISD)」の学生たちのワークショップ。
スケジュールは14日間で自転車のフレームを各自1本製作するという、タイトなものでしたが、果たして無事完成させることはできたのでしょうか???
結果の前に今回のワークショック風景をご紹介!
ワークショップ初日の風景。
いつもの教室が違った場所に感じます。
初めての自転車作り、その眼差しは真剣です!
今野講師による、特別セミナーも実施。
「ハミングバード」の実車を前に、みんな笑顔、思わず「ビューティフル!」という声があがります。
今回、特別に持ってきていただいた競輪用のフレームにも、真剣に見入っていました。
メンテナンスのセミナーも開催。
今回、制作したフレームを組み立てる際に必要な部品の規格や、要望の多かったホイールの組み立てに関して解説しました。
RISDの学生たちは非常に意欲的で、難しい工程にも積極的にチャレンジしていく姿が印象的でした。たくさんの工程を経て、ようやく一台の自転車が完成します。
パイプの曲げ加工にもチャレンジ。設計図通りに曲がっているかな?
部品を全て取り付けて、仕上げの作業が終われば、完成は間近!
そしてそして…
ようやく、オリジナルデザインのフレームが完成!
制作車種もロードバイク、ミニベロ、マウンテンバイクと多種多様。
みんな、とても嬉しそう!
感動の瞬間です!フレームが完成したら、当然乗ってみる!
最後は全員で記念撮影。
みんな、無事にフレームが完成した達成感と安堵感でいっぱい!
果たして、14日間で全員無事にフレームを完成することができるのかと、スタッフ一同心配していましたが、最終日には全員の満足気な笑顔を見ることができました。
今回の経験は、TCDのスタッフ一同にとっても非常に貴重な体験となりました。
RISDの皆さんの今後のご活躍を、スタッフ一同楽しみにしています!
夏休み、海外からのお客様
夏休みに入ったTCDでは、現在海外からのお客様がワークショップの真っ最中です。

今回TCDでワークショップに取り組んでいるのは、
「美大のハーバード」と呼ばれる超名門美術大学、『ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(以下RISD)』の皆さん!
『RISD』では自転車製作のカリキュラムにも力を入れており、
昨年は本校の今野講師が現地に招かれ、特別授業を実施するなどTCDとも交流がある学校なんです。
こちらはその時の特別授業の様子。



今回は『RISD』の学生たちが来日し、自転車フレーム製作のワークショップにチャレンジ!
総勢13名が2週間かけてオリジナルデザインのフレームを製作します。
ものづくりを学んでいるだけあって、バーナーワークも手慣れたもの。
TCDの在校生もお手伝いしています。
アメリカ最高ランクの美術大学でデザインを学ぶ学生たちが、
はたしてどんなフレームを製作するのか。
完成が楽しみです!























