よくある問いだけど、ふと真剣に考えてみた。
結論から言えば、成立する。
でもそれは「友情があるかどうか」じゃなくて、
欲望とどう付き合えるか──という話なんじゃないかと思う。
同性同士の友情だって、壊れることがある。
金の貸し借り、裏切り、嫉妬……
物欲や承認欲が友情を上回った瞬間に、関係は簡単に崩れる。
異性との友情も構造は同じだ。
友情そのものはたしかにある。
でも、そこに性欲が入り込んでしまうと、感情のバランスが崩れることがある。
ここでふと思い出すのが、昔からあることわざ──
「衣食足りて礼節を知る」
人はまず、生きるための欲求が満たされて、ようやく道徳や礼儀が生まれる。
これは、男同士の友情にも当てはまると思う。
「今日は俺がおごるよ」
「じゃあ次は俺が出すわ」
──こういう“気持ちのいいやりとり”も、金銭的な余裕があるからこそできる。
心に余裕がなければ、友情だってぎすぎすしてしまう。
つまり、友情も礼節も、ある程度の満たされた環境の中で育つのだと思う。
そんなことを考えていたときに思い出したのが、
ロバート秋山さんが歌う「ぬきゃいいじゃん!」という曲。
ふざけてるように見えて、実はかなり本質を突いている。
「その前に自分でタンク空にすりゃいい」
衝動に流される前に、ちゃんと自分を整える。
これって、**男女の友情を守るための“礼節の手段”**なんじゃないかとさえ思う。
性欲を完全に消すことなんてできない。
でも、コントロールすることはできる。
その意志があるかどうかで、友情は守れるかどうかが決まるのかもしれない。
だから僕はこう思う。
友情とは、「この人との関係は、自分の欲望より大切だ」と思える、
静かで誇り高い感情なのだ。