中脇初枝 著。
晴れ晴れとした気持ちになる読了感。
冷やかに物事を捉えていた看護師の主人公が
新たに出逢った人達に気持ちを救われて
血が通った生身の人間に変化してゆく感じが
ありありと表現されていた。
初めは
人の死をも業務の一環のように淡々とやり過ごし
自分の居場所を失わないために
自分を殺していい子に徹していた主人公。
でも
その『いい子』を見破ってくれた人と
信じてくれた人に出会って
看護師として
患者のための答えを見つけ出そうとして行く。
冷たいブルーな背景が
暖かなオレンジに変わっていくような感覚。
こんな看護師さん達が
本当に世の中に
当たり前のようにいてくれたら
患者としてこれほど心強いことはないよな。
