佐野洋子 著。
不機嫌なまま65歳になった
佐野さんのエッセイ。
田舎の山での日々の暮らしの様々
関わる人達の温かさが伝わって来る。
年齢と共に
強くなる死に対する意識。
だけど
佐野さんが語れば
全く悲哀を感じない。
かつて当たり前だったのに
都会では当たり前ではなくなってしまったことが
この山での暮らしでまた
当たり前に感じられる。
アライさんや
山のデパートホソカワの奥さんや
たくさんの人達に囲まれて。
『いつ死ぬかわからぬが、今は生きている。生きているうちは、生きてゆくより外はない。生きるって何だ。そうだ、明日アライさんちに行って、でっかい蕗の根を分けてもらいに行くことだ。』。
こういう気持ちって
凄いと思う。
『いつ死んでもいい。でも今日でなくてもいい。』と思える毎日。
佐野さんちに時々遊びに行く古道具屋さんの息子が
長嶋有だったのには
おっ!と思った。
小説を読んで
『すごく良くて私は感激してしまった。』との文章に
ワタシが感激してしまった 笑
いよいよ
『死ぬ気まんまん』が非常に読みたくなったぞ。