

梨木香歩 著。
こちらも
初梨木作品。
非常に哲学的と言いましょうか
思考について思考するみたいな感じ?
テーマとしては
なかなか重量感がある気がするが
主人公が
14歳の少年であることで
その重さのどんよ~りした部分は
多少緩和されているのではないかと感じた。
色んなことを
次々悟ってゆく。
『人生って、そういうことなのか。いくらいろいろ計画してたって待ったなしなんだ。いつまでもあるもんじゃないんだ』。
思春期辺りの少年に言わせるからこそ
よりリアリティーがある。
『命は本来、その命を呑み込む力のある別の生命力によって奪われるもの』。
コペル君ママの発言。
命の話だから
大人が言うことで
更に重さを増す。
そして
最後にコペル君が辿り着いた結論。
『人間には、やっぱり、群れが必要なんだって、僕は今、しみじみ思う』。
納得以外ない。
とても感慨深い作品だった。
梨木作品て
こういう作風なのかな?
別な梨木作品も
また新たに読んでみようっと。