こんばんは
11月だってのに何だか蒸し暑かったですね
連休最終日いかがお過ごしでしたか
さて、当店でもわりとよくご相談いただくのが…
・後輪ドラムブレーキ注油問題
略して「KRNDRBCY問題」
……たいして略されてない気もしますが、まぁ
チェーンに注油する時に誤ってブレーキ内に入ってしまった場合や、音鳴きするからと注油してしまうケースが多いですね
自転車ブレーキは「摩擦」を利用し制動力を得る仕組みですから、油が入ってしまうと当然全く効かなくなってしまいます
・ブレーキ本体にも「注油禁止」とステッカーが貼ってありますが、劣化して消えている場合も…
・チェーンに注油するときは、反対側にあるドラムブレーキに油が入らないように注意しましょう!
・油が滲み出てテカテカしていますねぇ…
こうなってしまった場合の対処法は、分解しパーツクリーナー等で油分を落とすか…
・新しいブレーキに交換します。
今回は元々「音鳴き」が激しい事が起因となった注油でしたので、音鳴きしにくい構造の「唐沢サーボブレーキ」に交換させていただきました
まずは…
・固定ナットを外し…
・カバーパーツをパージします。
固定ナットは、また使うので紛失注意
・カバー内部もドラムも油でベッタリですね…
パーツクリーナー等で油分を落とす時もここまでは分解必至ですぞ
ここで簡単にドラムブレーキの構造を…
・ブレーキワイヤーを引くと周囲のバンドが縮み、ドラムと摩擦し、ブレーキがかかります。
ドラムブレーキに音鳴きが多いのは、周囲のバンドが摩耗し、均一にドラムに接しなくなってしまう為です。
今回、交換する「サーボブレーキ」の構造は…
・ブレーキワイヤーを引くと内部パーツが外に広がり…
・ドラムの内側に接して摩擦を生み出し、ブレーキがかかります。
この構造の方が均一にドラムに接する事が出来るので「音鳴き」がしにくいという訳ですね
……交換作業に戻ります
・元のドラムをハブから取り外していきますよ!
ここで登場…
・マイナー超人「ドラム抜き」
・ドラムにある2箇所の穴に突起を入れて、反時計回りにグイッと力を込めて…
・ドラムを外してやります。
サビ等で固着していると中々ドラムが回せないので、最大の苦労ポイントと言えるでしょう
・後は逆の手順でサーボブレーキを組み込むだけなので、それほど難しくないです。
カバーパーツの固定ナットは、元の物を使用しますよ
・これはブレーキパッドの調整パーツです。
フレームに後輪を戻し、ブレーキワイヤー等もセットした後に最終調整する時に使います
・ブレーキワイヤーのアジャスターと併用し、良い塩梅で調整しますよ!
注意点として…
・飛び出た「調整パーツ」がフレームやスタンドと干渉しないように気をつけましょう!
特に…
・外装変速対応のスタンドの場合、構造上クリアランスがギリギリ(チョップ)になる可能性があります。
サーボブレーキのカバーパーツ固定ナットの外にワッシャーを噛ます等の工夫をしてクリアランス確保を行いましょう
うっかりドラムブレーキ内に油が入ってしまうと、リカバリーするのに中々手間がかかりますよね
・あ、「ローラーブレーキ」は構造が全然違いますので別の機会にでも
以上です。
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