フォーカス~検索履歴を公開できるソーシャル検索 -4ページ目

検索ブログはじめました

フォーカスの利用方法を模索するために、自分でも検索ブログを始めてみることにした。

サイボンの検索ブログ

さて、どんな内容を投稿しようか?

ベンチャーナウで紹介されました

先日、ベンチャー専門ニュースサイト「ベンチャーナウ」さんからフォーカスについて、メール及び電話の取材を受けました。

以下がその記事です。

http://www.venturenow.jp/news/2008/10/17/2203_005627.html

cookieでユーザー認証

フォーカスを実際に使ってみられた方は、疑問に思われているかもしれません。

ユーザー登録もパスワード入力も行わずに、いったいどういう方法で履歴を保存しているのだろう?と。

技術に詳しい方はすぐにピンと来られたでしょう。

フォーカスでは、ユーザーの識別にcookieを使っています。

cookieって何やねん?という方は、以下のリンクをご覧下さい。

IT用語辞典

フォーカスは、CGMサイトのコミュニティ性と検索エンジンの簡便さを両立させるという難問に挑戦しています。

その挑戦が失敗に終わるか、成功するかどうかは、ユーザーの皆様の評価を待つほかありませんが、制作にあたって私たちが一番苦労したのはこの点でした。

検索に求められるのは簡便性とスピードです。

コミュニティとして情報の双方向のやり取りを実現させるためには、ユーザー間の識別が大前提となります。

そのためにはIDとパスワードの仕組みを採用するのが手っ取り早いのですが、検索サイトとして考えた場合に、利用の前にユーザー登録が必要というのは、抵抗感が強いと思いました。

ましてや、どこの誰ともわからない人間が運営しているサイトに個人情報をわざわざ入力したいと思う人はどれだけいるでしょうか?

その結果、考え付いたのがcookieによる認証、識別でした。

詳しい技術的な仕様については公開できませんが、その仕組みによって、ユーザー登録や個人情報の入力なくても、ユーザーデータを識別できる形が整いました。

ただ、いくつか弊害というか問題点はあります。

その中でも一番大きいのが、端末やブラウザが変われば履歴を共有できない、という点です。

ご存知の通り、cookieは端末のブラウザ設定に保存されますから、端末やブラウザが変われば履歴は別々になってしまいます。

けれども、この点はそれでも良いと思いました。

フォーカスではIDはランダムに割り振られる符号のようなもので、性別や年齢なども一切わかりません。

誰かが誰かになりすますことも不可能ですし、その意味もありません。

SNS的なウェットな環境に慣れた身には物足りなく感じますが、たとえ符号という仮面に身を隠していても、相互に情報を交換し合うことは決して不可能ではありません。

もちろんヴォイスやエコーという形でまとまりをもった文章を投稿するということもできますが、一番大事なことは、そのユーザーが何を検索したか?なのです。

その履歴さえ、きちんと表示されれば、そこには他のサービスでは得られない新たな表現や通信の可能性があるのではないでしょうか。