仙台の農業(6月27日)日曜追加 | 仙台の週末農業-weekend agriculture of Sendai-

仙台の週末農業-weekend agriculture of Sendai-

なかなか見れない農業を中心に、写真を多くしてお伝えします。

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今日は土曜です。朝5時に起きて、畑にいきました。畑の近くの築50年の倉庫の、床下の空間にミツバチがすんでいます。↓このしたのコンクリートブロックと床の梁の間にミツバチが巣を作って10年になります。隙間は私が調整しました。というのは、毎年秋になるとミツバチとスズメバチの戦争が起きるのです。入り口の隙間がミツバチの幅になっていると、スズメバチは侵入できずに、戦争にはなりません。ミツバチは花粉の運び屋なので大事に同居しています。
yuichiさんのブログ-友達・ミツバチ
↓ラズベリーの実がだいぶ大きくなりました。熟すと紫色のキイチゴになります。この受粉もミツバチや近くの森から来たハナアブなどがしてくれました。収穫は8月ころでしょう。
yuichiさんのブログ-ラズベリー
↓ジベレリン処理(イネのバカ苗病菌由来の植物ホルモン剤で、「種ができたぞー・・甘くなれ栄養を送れ・・」と植物に錯覚させる薬を付けてから、2週間になりました。ブドウの木は受精したものと、勘違いして実に栄養をどんどん送っています。今年は本格的なブドウの管理を始めました。本当に種無しぶどうになるか楽しみです。
yuichiさんのブログ-ブドウ2
↓ばあちゃんの朝仕事です。今朝は、かれたスナックエンドウ豆の、撤去作業をしてました。ごらんのとおりの横一列の、竹や棒でできた支柱群が姿を現しました。これも引き抜いて来年また使います。
yuichiさんのブログ-ばあちゃんの朝
農業は順調ではないです。↓これはくだもののナシの赤星病です。葉の裏に足のようなものがたくさん生えています。( ̄□ ̄;)<気持ち悪い>ここから病原菌の胞子が飛んでいって、近くのヒノキ科の庭木に移って冬越しします。この病気の克服は、ヒノキ科の庭木の伐採か、ヒノキ科の庭木の無いところにナシを植え替えるしかないのです。
yuichiさんのブログ-ナシ赤星病(裏)
↓葉の表側は点々と赤や黄色の星ができます。これが赤星病です。幸いこのナシは私が買ったものであり、大きな100リットルほどの植木鉢に入っているので、今年移動する予定です。来年は実がなるように期待しています。
yuichiさんのブログ-ナシ赤星病(表)

yuichiさんのブログ-ネギの花
↑早くもネギの頂上にネギの花が咲いていますこのネギの花をそのままにしておくと、ネギの種ができます。花は球状でミラーボールのようになります。順調に育っている証拠ですが、このままだと栄養が花と種に行ってしまい、皆さんがスーパーで見るネギにならないので、早めにつみとるのです。これも農業の技術です。
yuichiさんのブログ-ジューンベリー平日
これは↑水曜日にとったジューンベリーの実です。↓がジューンベリーの木です。水曜と土曜で皿に2杯とれました。まだエンピツほどの太さの若い木なのに、実の味は・・・・・とても甘いです。ブルーベリと同じくらい甘いです。この皿をリビングのテーブルの上に置いてたらいつの間にか無くなってました。人気なようです。
yuichiさんのブログ-ジューンベリー極ウマ

yuichiさんのブログ-ジャガイモ枯れ始め
↑ジャガイモ畑です。なんだか元気が無くなって、べたっとつぶれていますが、これでいいのです。ジャガイモは生育のサイクルが短いのです。7月中には枯れてしまいますが、3月~7月の間に栄養を芋に蓄えたのです。ジャガイモの原産地は南米ペルー・ボリビアのアンデス山脈の標高2,000~3,000mの地帯と言われています。短い高山の夏に適応したすぐれた植物なのです。だから早く枯れるのですね。
yuichiさんのブログ-サトイモ
↑一方、熱帯の出身の芋、サトイモです。サトイモの花はふつう日本では咲きません。一年中熱い熱帯だと花がさくらしいです。今週暑かったので、ようやく育ち始めたようです。
yuichiさんのブログ-サツマイモ畑2
私が買ってきて植えたサツマイモです。↑植えた当時は葉っぱが横になっていたのですが、しだいに太陽の光の方向に葉を広げてきました。救荒作物なので、肥料無しでどれほど収穫できるか、今年は実験の年であり、最初の年でもあります。
yuichiさんのブログ-サツマイモ畑
↑思ったより順調のサツマイモです。これから秋までの間に畑が見えなくなるほど茂るらしいですが、私が前回サツマイモ畑を見たのは・・・・25年前の小学校の畑だったので、忘れてしまいました。( ̄□ ̄;)!!ずいぶん昔だ!
yuichiさんのブログ-クワの実・ジューンベリー
↑これが今朝の収穫物です。手前はジューンベリー1皿、奥はクワの実で中皿山盛りです。クワの実は、甘さが控えめでうまいと、母が言ってました。来週もこのぐらい収穫できそうです。ともに1本の木(高さ2m)から取れたものです。こんなにとれるとはおもいませんでした。
yuichiさんのブログ-ウメの実だらけ
↑日々実りがたのしみな大ウメの実です。今年はばあちゃんに教えられて梅干作ってみようかな。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
yuichiさんのブログ-アンズ食べごろ?
↑アンズの実です。色が黄色になってきました。しかし大きさがまだまだです。これからどうなるのかしんぱいです。


土曜の朝はあっという間に過ぎていきました。明日も農業します。




午前は精神科に行きました。汗だくで、1回目の下着の着替えをトイレでしました。その後、家に帰って汗だくになり、2回目の下着の着替えをしました。
yuichiさんのブログ-中干し2
↑午後から母と田んぼに行き、田の中干しをしに行きました。水田の水を抜き、秋の収穫時に農業機械がスタックして動かなくなるのを防ぎます。このように土の表面が割れるぐらいじゃなきゃだめだと母からならいました。
yuichiさんのブログ-中干し1
↑このように水があると、秋の収穫で大変な苦労になります。農業用の機械で稲刈りする場合は、どこの農家でも中干しをします。田の土手をスコップで切り、排水路を作ります。
yuichiさんのブログ-中干し3
↑イネもだいぶ伸びました。今年は順調です。江戸時代の天明・天保の大飢饉が東北であった年は、夏の8月に仙台で霜が降りたと記録されています。野菜も米も、霜の害で葉が枯れてしまい、多くの餓死者がいたと記録があります。現代の技術でも、夏に霜が降りるぐらいの異常気象では、米も野菜もだめになります。おそろしいです。
yuichiさんのブログ-中干し4
母と二人で田んぼの中干し仕事をしました。約1時間30分の労働で汗だくになりました。家に戻り、3回目の下着の着替えをしました。
yuichiさんのブログ-青ウメ
↑父が田んぼの近くの空き地に植えたウメの実を採ってきました。未熟な青ウメの種子にはアミグダリンという毒があるのですが・・・盗まれた過去もあったので・・・しかたなかったのでしょう。ヾ(。`Д´。)ノ
yuichiさんのブログ-ヤンマー
↑農家のことならヤンマーディーゼル♪♪のヤンマーさんが来ました。米の大型冷蔵庫の代金の50万円を受け取りにきたのでした。米は玄米でも、常温なら虫がわきます。それを防ぐには冷蔵か乾燥貯蔵が必要です。うちでは、米30Kgを8000円で売っているので、冷蔵庫が必要なのです。仙台市内で配達もします。
yuichiさんのブログ-オリーブ
↑義理の妹がマンションのベランダで育てていたオリーブを譲り受けました。オリーブは瀬戸内海地方では、島中でオリーブを植えているところもあるようですが、庭植えは関東以南で可能です。仙台では雪と寒さのために枯れてしまうようです。このオリーブ、今は植木鉢に入っています。実がなるかどうかは、まだわかりませんが、育ててみます。

土曜日は忙しい時間が流れました。明日は午前フリーマーケットに行き、午後農業します。
よんでくださり、ありがとうございます。



さて、日曜日になりました。午前は障害者同士の親友とフリーマーケットに行ってきました。私は母からたのまれたウエストポーチを400円で買いました。家に帰って汗だくの下着を着替えて農業再開です。
yuichiさんのブログ-ナシの若木
↑今日一番の大仕事は、赤星病のナシの木の引越しです。病原菌の宿主となる庭の植木から遠く離れた田んぼわきに引っ越すのです。力を込めてようやく台車にのせました。
yuichiさんのブログ-やっと一輪車にのせたぁ
↑100Kg近く有るナシの鉢を持ち上げずに、うまくテコの原理で一輪車に乗せました。これで移動準備ができました。ナシの木を起こしたら、黒い容器の鉢を鉄棒でパンパンたたいて、内側の土を分離しました。
yuichiさんのブログ-ナシの根
↑ナシの木と土をそのまま植えることはできませんでした。土が砂だったので、サラサラとくずれてしまったのです。それで、しかたなく根を引き抜きました。買った当時のナシの苗は根が2~3本のそれはそれは細くて頼り無かったのを思い出しました。根がずいぶん育ったと感激しました。o(^-^)o
yuichiさんのブログ-ナシの引越し完了
スコップと4本クワを使って穴を掘り、ナシの木を入れて上からやさしく砂や土をかけました。白いのは水20リットルの容器です。これを運ぶのも疲れました。2回往復して右手も左手もくたびれました。全力で力を出し切って1時間がすぎました。わずか1時間の農業でしたが、今日は体力の限界です。( ̄□ ̄;)!!そうだ、朝にばあちゃんから何かの運搬たのまれてた・・・とおもいだしました。
yuichiさんのブログ-アズキの苗
ちょうどいいタイミングで、「はこんでけろ~」とばあちゃんの声、見たらこれだけでした。なんだろうなぁと思いながら畑まで1分ほど歩いて運んでから「何だったの?モロヘイヤかな?」とたずねると、「アズキの苗だ」と返事がありました。農業の職務経歴70年のばあちゃんはアズキの苗も自作だったのです!(@ ̄Д ̄@;)自分で作ったんだ・・・すごい・・・と思いました。
yuichiさんのブログ-クリの花
夕方、クリの花を見に行きました。↑今満開です。
yuichiさんのブログ-クリの花・アップ
↑アップで見ると、すごくたくさんのおしべの数だとわかります。できる花粉の数もとてつもないです。こんなクリの花粉を昆虫たちは待っていたのです。ミツバチはこの花粉を集めて、自分たちの子供(幼虫)の食べ物にして与えるのです。また、人間には見えませんが、花の蜜も分泌されています。蜜の色は暗い色ですが、これもミツバチの大切な食糧になるのです。私なんかが生まれるはるか昔から毎年繰り返されています。すごいですね。


今週の農業はここまでです。体力の限界です。最後までよんでくださりありがとうございます。また来週!(;^_^A