【パーキンソン病と運動:希望につながる理学療法の効果】

パーキンソン病と診断されて不安を感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。でも、ご安心ください。定期的なお薬の内服と適切な運動療法を組み合わせることで、症状の進行を遅らせ、より良い日常生活を送ることができます

今回は、パーキンソン病の方に効果的な運動療法について、わかりやすくご説明していきます。

【毎日の生活をより快適に:基本的な運動療法のポイント】

パーキンソン病では、手足の震えやこわばり、動作が遅くなるなどの症状が現れます。これらの症状に対して、毎日の運動が大きな効果をもたらすことがわかっています。

特に重要なのは、ストレッチと筋力トレーニングです。ストレッチでは、手足や体全体の硬さをほぐすことができます。筋力トレーニングは、体の動きをスムーズにし、転倒を防ぐ効果があります。

これらの運動は、朝晩10分程度から始めるのがおすすめです。無理のない範囲で少しずつ時間を延ばしていきましょう。

【バランス感覚を改善:安全な歩行のためのエクササイズ】

パーキンソン病の方は、バランスを崩しやすくなることがあります。これを改善するために、いくつかの効果的な運動があります。

たとえば、両足で安定して立つ練習から始めて、徐々に片足立ちにチャレンジしていきます。この時、必ず手すりや壁をつかめる場所で行うようにしましょう。

また、ゆっくりとした歩行練習も大切です。足を高く上げて、かかとから着地する意識を持って歩くことで、すり足を防ぐことができます。

【楽しみながら継続:グループ活動とリハビリ】

運動を続けるコツは、楽しみながら行うことです。最近では、地域によってはパーキンソン病の方向けの体操教室やダンス教室が開かれているところもあるようです。

音楽に合わせて体を動かすリズム運動は、特に効果的です。体の動きがスムーズになるだけでなく、参加者同士で交流することで、心も元気になれます。

また、理学療法士の指導のもとで行うリハビリテーションでは、ご自身の状態に合わせた運動プログラムを作ることができます。定期的に専門家に相談しながら、安全に運動を続けることをおすすめします。

運動を始める前には、必ず主治医に相談しましょう薬の効果が最も高い時間帯に運動すると、より効果的です。

最後に、運動は決して無理する必要はありません。その日の体調に合わせて、できる範囲で行うことが長続きのコツです。

少しずつでも継続することで、必ず良い変化が現れるはずです。ご家族や医療スタッフのサポートを受けながら、前向きに取り組んでいきましょう!

皆様、こんにちは。 

温かな飲み物が恋しい季節になりましたね。

 

ところで、最近、病院で「お薬、先発品それとも後発品にしますか?」と念を押して尋ねられた経験はありませんか?

 

じつは、2024年10月から、「長期収載品の選定療養」という新しい制度が導入されたからなのです。この制度では、後発医薬品(ジェネリック医薬品)がある先発医薬品(長期収載品)を患者が希望する場合に、特別な料金を負担する仕組みです。

 

具体的には、医療上の必要性がないにもかかわらず先発医薬品を選択した場合、先発医薬品と後発医薬品の薬価差の4分の1相当額を特別の料金として負担することになります。

 

この対象となる先発医薬品は、

1.後発医薬品が初めて薬価基準に収載されてから5年を経過した品目(後発品置換え率が1%未満のものは除く。)

2.後発医薬品が初めて薬価基準に収載されてから5年を経過しない品目のうち、 後発品置換え率が 50%以上のもの

のいずれかに該当する品目となっています。

 

ただし、以下の場合には特別料金は発生しません。

  • 医療上の必要性が認められる場合
  • 後発医薬品の供給が不安定なため先発医薬品を処方する場合

医療上の必要性とは?

医療上の必要性については、以下の4項目とされています。

  1. 長期収載品と後発医薬品で薬事上承認された効能・効果に差異がある場合
  2. 当該患者が後発医薬品を使用した際に副作用があったり、先発医薬品との間で治療効果に差異があったと判断する場合
  3. 学会が作成しているガイドラインで、長期収載品の使用患者について後発医薬品へ切り替えないことが推奨されている場合
  4. 後発医薬品の剤型では飲みにくい、吸湿性により一包化できないなどの場合

制度開始後の注意点

制度が始まったばかりのため、医療現場でこの4項目が熟知されていない場合もあるようです。もし「先発医薬品を選ぶと薬剤費が余計にかかります」と言われた際に、「医学的な理由で先発医薬品を使っているのでは?」と疑問に思ったら、上記の4項目を確認して、該当するものがないか尋ねてみると良いかもしれませんね。

 

参考: 厚生労働省サイト

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_39830.html

https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001247593.pdf

巷で話題となっている,Meiji Seikaファルマから上梓されているレプリコンワクチン(コスタイベ®)について,添付文書から, 臨床試験結果をまとめてみた.

 

発症予防効果と副反応の報告

 

1.海外治験(初回免疫,1価:起源株):発症予防効果: コスタイベ(1価:起源株)を28日間隔で2回接種した集団を調べたところ,SARS-CoV-2ウイルス(起源株)に対して,2回目接種後2ヶ月までで 56.6% の発症予防効果が確認された.

 

2.日本での非劣性試験①(1価:起源株):3回目にコミナティ接種、4回目にコスタイベ®あるいはコミナティ®(ファイザー)接種群の1ヶ月後の抗体反応を評価:幾何平均抗体価、抗体反応率とも非劣性(抗体反応率:65.2% vs 51.6%(コスタイベ® vsコミナティ®)であった.

 

3. 2.①での主な副反応:注射部位の圧痛(92.4)、倦怠感(44.8)、頭痛(39.0)、発熱(20%)に認められた

 

4. 日本での非劣性試験②:既承認RNAワクチンを2〜4回接種し、コミナティ(2価:起源株/オミクロン株BA.1)又はコミナティ(2価:起源株/オミクロン株BA.4-5)を追加免疫として1回接種後に,コスタイベ(2価:起源株/オミクロン株BA.4-5)又はコミナティ(2価:起源株/BA.4-5)を1回接種し1ヶ月後の抗体反応を評価:2.①と同様に,幾何平均抗体価、抗体反応率とも非劣性であった.

 

5. 効能または効果に関連する注意

5.1 本剤の予防効果の持続期間は確立していない

 

解釈としては,日本人での発症予防効果が何%かは不明だが,2.,4.でコミナティとの比較試験で非劣性が示されたとのことで,おそらく同程度の予防効果があると推測される.5.より予防効果がどれくらい持続するかは不明であることに留意したうえで,接種することに格段の問題があるとは思えません.

 

*こちらの情報は、特定のワクチン接種を推奨するものではありません。ワクチン接種を検討する際は、ご自身の体調や持病などを踏まえて、主治医に相談のうえで判断してください