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そして、今年度から

さて、昨日の話につなげていうと、昇級は勤務成績を5段階に分けて、だそうだ。
当然、給料の予算は決まってるんだから、ずいぶん上がる人と下がる人とが出てくることになる。
一般的には、しょうがないか、それも、ってことになるだろうが、「勤務成績」ってどんなシステムで決まるのかが問題なんだな。
一応、年度目標を立てて校長が見たうえで面接、年度末に自己評価と校長評価をつきあわせて面接ということになる。
ここだ。
これまでも、「勤務評定」というのがあって、それは一方的な校長評価が県教委に報告され、本人には開示されないできた。それが、面接という段階を踏むということになるから、前進ということになる・・・か?!
ちがうな。
最終的には、勤務成績は校長の判断であり、勤務評定であり、こんなにがんばったんですよっていっても、校長が評価してくれなければハイそれまでよ。
目標外のことで評価はできないから、年度途中で状況の変化に対応してどんなに結果を残しても、それは評価対象にはならない。
これまでだって、県教委の通達で虚礼廃止なんていって、年賀状なんか同勤中はやめましょうねなんていっておきながら、いい目にあった連中の実態を見てると、
年賀状どころか、三が日のうちに手みやげ持参で年始の挨拶に出向くことは勿論のこと、
お中元・お歳暮は、合計年間給料の1ヶ月分の出費を欠かさない、
会議での発言は慎重に校長の意向を汲んだ上でそれに沿ったものにし、かつ、校長の理解できる範囲内で半歩すすめた提言のかたちをとる、
面倒な実務は子飼いの後輩にやらせておいて、手柄は自分がとる、
失敗の責任は内々に後輩にかぶせる
・・・森永の言うとおりだった。
それがなくなるなんて、だれも思っちゃいない。
だから、勤務成績に関してのシステムがつくられたとしても、表層に体のいい実力主義・成果主義の衣を着せたものにおわるのは目に見えている。
それで、昇給率は変わるわけだ。
ということは、退職時の給料は大きな差がつくことになる。ということは、退職金も同様、年金も同様。
昇格は当然勤務成績によるし、年齢による昇級ストップはなくなるし、昇格すれば給与表が変わるから、校長で退職するのとヒラで退職するんじゃ、とんでもない額の差が出てくることになる。
つまり、
「いいですね、言うこと聞いて、校長の成績をあげるのに積極的に協力することが自分自身のためにもなるのですよ。それは、退職の時になってはっきりと数字で分かります。」
ということだ。
もともと5%の給料引き下げだよ。残業手当なんか一円だって教員には出ないんだよ。それが教職調整手当だった。それを全部なくしますってこと。
それに、これだよ。
校長どころか、同僚にさえ見えないシャドーワークなんかに、月150時間も使って自腹でガソリン代出してなんてやったひにゃ、・・・。
年賀状出したことない、お中元お歳暮なんて、そんな金どこかだ出すの、ってわたしには、もうあとがないな。
生徒の最善の利益のためには、シャドーワークしなきゃしょうがないこともある。家族を犠牲にしてでも。自分の発熱なんか、生徒が考えて問題起こしてくれるわきゃないし。
んんん、考えるよねえ。