何気なくLGBT特集記事を読んでいるとたまに目にする。
次生まれ変わってもゲイとして生まれて来たいか。
という話題。
ゲイでなかったら出会えない人達やパートナー、
それまでの経験など、いろいろ考えることがある。
「自分らしく生きる」
綺麗な言葉だ。
ゲイじゃなかったら考えもしなかったかもしれない。
この言葉で自分をようやく受け入れられた。
だが自分らしく生きるために
失うものもたくさんあるのだ。
俺は自分のセクシャリティを受け入れてから
友人は片手にすっぽり収まるくらいしかいないけれど、
カミングアウトした両親から縁切りもされずに
良きパートナーにも恵まれて、
ゲイとしては幸せに過ごしてこれたと思う。
その上で、また次もゲイになりたいかと言われると
NOである。
男か女かと言われると絶対男に生まれたい。
が、ゲイにはなりたくない。
ゲイじゃなかったら
パートナーと出会えていなかったし、
生まれ変わっても今のパートナーとまた出会いたい。
心からそう思っているのと相反して、
両親が苦労して繋いでくれた血筋を
後世に残して行きたかったという思いもある。
一人っ子だから余計にそう思うのかもしれないが。
だから良き友人として、家族ぐるの付き合いをするような、そんな関係になれたら良いなぁと思う。
贅沢な願いか。