箕面市立メイプルホール

坂入健司郎 指揮大阪交響楽団


バッハ(ストコフスキー編)

「平均律クラヴィーア曲集第1巻第24番」


ドヴォルザーク

「ヴァイオリン協奏曲」



ブラームス

「交響曲第4番」




ブラームス交響曲全曲演奏会の最終回。珍しい?ストコフスキー編曲のバッハ「平均律クラヴィーア曲集第1巻第24番」というのは初めて聴きました。原曲のイメージがよくわからないのですが聴きやすい作品でした。
ドヴォルザーク「ヴァイオリン協奏曲」は石上真由子の独奏でした。第2楽章の開始部分にこのソリスト独特の粘り気ある濃い節回しを感じました。
ブラームス「交響曲第4番」は熱い演奏で振幅も大きく素晴らしかったです。第1楽章最後のティンパニを強く遅めに叩かせたり第4楽章のフルート・ソロをゆっくりと伸びやかに表現したりしていて随所にあっさり系とは違う粘りを感じました。オーケストラの響きも一体感があって素晴らしい演奏でした。ツィクルス全4回をほぼ同じ位置で聴きましたが、3年かけて演奏していたなか、毎回音楽がより熱く変わっていって
回を重ねるごとに指揮者とオーケストラの信頼関係も深まっていたのかな?と思います。