甲状腺検査の結果についての大幅な訂正。県立医大のカウントエラー!?(おしどりマコ) | いわき市民のブログ I am An Iwaki Citizen.

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ベルトルト・ビレヒト: ガリレイの生涯、第13幕

甲状腺検査の結果についての大幅な訂正。県立医大のカウントエラー!?(おしどりマコ)
http://no-border.asia/archives/13697


4K委員会資料のデータに、
・・・・・・・・ありえへんことが!!

http://www57.atwiki.jp/20030810/m/pages/63.html

被ばく時2011.3.11時点での年齢
年齢 前回発表 今回発表
6歳 男性0、女性0 男性0、女性1
7
8
9 男性0、女性1 男性0、女性1
10
11 男性3、女性0 男性0、女性2 性転換?しかも減少!
12 男性1、女性1 男性3、女性1
13 男性3、女性2 男性4、女性3
14 男性0、女性0 男性1、女性3
15 男性0、女性4 男性2、女性2 性転換?
16 男性3、女性2 男性5、女性3
17 男性2、女性4 男性3、女性3 性転換?
18 男性2、女性0 男性0、女性7 全員が性転換?




なぜこのようなことが起こったのか?


・・・

筆者が悩んでいるうちに、福島県の県民健康管理調査検討委員会のHPにこのような記載が現れた。

http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=24809

○資料2 「甲状腺検査」について、11ページ(5)結果概要に一部誤りがあったため、修正いたしました。(平成25年8月20日)

《修正箇所》

・細胞診結果

・細胞診で悪性および悪性疑いであった28例の年齢、性分布


そして、資料はこのように訂正された。

http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/250605siryou2.pdf

2-11

しかし、21日15時現在、個別の資料ではなく、一括の資料では、訂正前のままである。


・・・


********

筆者は福島県庁の保健福祉部県民健康管理課に問い合わせた。

――この11回の資料の、甲状腺結果についての訂正があったのは、20日の何時か。

「検討委員会後の第11回の資料の誤りに気づき、訂正資料をアップしたのは、20日の20時頃である。」


――なぜ、このような資料の訂正があったのか。

「第12回の検討委員会前日に、甲状腺検査の悪性ないし悪性疑いの平均年齢、標準偏差の間違いに気づいた。事前に資料を配布していた委員から、間違いの指摘があったからだ。そして、当日20日朝に訂正した資料ができ、それを配布し、委員には差し替えた。
その後、過去のもの、第11回の平均年齢、標準偏差も訂正が必要では、と見直したところ、第11回の資料の訂正もわかった。


――いや、これは平均年齢、標準偏差の訂正ではなく、元々のデータの大幅な変更だが…

「おっしゃるとおりである。これは元々のデータの取り扱いが正しくない、という誤りがあった。」


――この甲状腺検査結果の悪性ないし悪性疑いというのは、最も我々が懸念している結果でもある。そのように、元々のデータの取り扱いが正しくない、というような実態があるのか。

「県のほうではこれ以上わからない。医大のほうで、カウントのエラーがあった、ということである。」


――医大について、これからどのようにアプローチするのか、原因究明をするのか。

「これは重大な事象だと思う。間違った資料が、気づかず2ヶ月以上提出されていた。次の回まで間違いに気づかない、などあってはならない。
県として、医大に今後、このようなことが無いよう改善を求めていく。」


――医大に、なぜこのようなカウントエラーが起こったのか、原因は調査しないのか。

「まぁ…、それも含めて…検討する。」


筆者としては、県が原因究明にあまり積極的でないことに懸念を抱きつつ、県立医科大の甲状腺検査の専門委員会の教授2名に電話をした。
しかし、出張中でつながらず、放射線医学県民健康管理センターに問い合わせた。県立医大の中で、県民健康管理調査を請け負っているセンターである。

窓口で、第11回の資料のカウントエラーについて問い合わせると、受付の女性は

「あ、あの棒グラフの件ですよね、分布の。」

とすぐに答えられた。センターのほうでも、この件は十分把握しているようであった。

筆者が、なぜこのようなカウントエラーが起こったのか、経緯を知りたい、と言うと、担当の者から折り返し電話をかける、と言われたまま、数時間が経過した。

なので、現在この回答待ちの状態であるが、とりいそぎ、この経過を報告する。

かなりの大幅な訂正があったので、どのような経緯でカウントエラーがあったのか、追っていきたい。

明確な説明が得られなければ、帳尻を合わせているのではないか、と捉えられても仕方がないのではないだろうか。

(文、おしどりマコ、撮影、おしどりケン)