今日、読みきったので早速書こうかな・・・


ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ / 滝本竜彦

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内容(以下amazoncojpより抜粋)

> 「ごめんなさい。やっぱり私はあいつと戦います」平凡な高校生・山本陽介の前に現れたセーラー服の美少女・雪崎絵理。彼女が夜な夜な戦うのは、チェーンソーを振り回す不死身の男。何のために戦っているのかわからない。が、とにかく奴を倒さなければ世界に希望はない。目的のない青春の日々を“チェーンソー男”との戦いに消費していく陽介と絵理。日常と非日常の狭間の中、次第に距離が近づきつつあった二人に迫る、別れ、そして最終決戦。次世代文学の旗手・滝本竜彦のデビュー作、待望の文庫化。


評価 

文章力    : ★★★★★ 

わかりやすさ: ★★★★☆ 

面白さ    : ★★★★★ 

中毒性    : ★★★☆☆


文章力、まず、読みやすかった。その次にストレートな書き方だった。で、1人称視点でよかった。故に最高点。あと、ぶっ続けで読んでいても疲れなかったことは高評価。


わかりやすさ、これが微妙~。現実味があるようでない話だった。わかることにはわかるけど、何故、チェーンソー男が出たのか、何故、彼女の身体能力がアップしたのか、何故、戦うのか・・・etc

チェーンソー男と戦う理由については、語っているものの、薄っぺらい気がするし、身体能力向上については「わかんない」と一蹴。

でも、あまり気にせずに読めたので星4つ。


面白さ、何故こんなに面白いのかって感じだった。意味不明、めちゃくちゃなストーリー、現実味の無さと妙な現実味。素直な感想、笑えた上に感動した。共感した。

特に、主人公の性格付けがとても良かったなと思う。だらだら生きて、何も考えていないわけじゃなく、むしろいろいろ考えてて、わかりきってる将来が嫌で、興味本位で全くの偶然で出会った彼女の手伝いを始める主人公。頭の中は色々駆け巡っているけど、行動には出さない。現代っ子で共感が持てた。

それに反しての彼女、絶対にこんな子はいないな・・・と断言できる主人公2である彼女

この組み合わせは案外良かった。

サブキャラも忘れられない。渡辺、能登、加藤先生、寮のお姉さん

特に能登。彼は主人公にとって大変重要なキャラだった。素直にかっこよかった。彼が今作のMVPだと思う。

終わりもさっぱりしてて気持ちよく終われた。


中毒性、あと、もう一回読んでも全然楽しいなと思えた。青春小説としては凄い完成度。



まあ、ダラダラ書いたわけだけど・・・読めばわかる。それだけ。


以上、ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ / 滝本竜彦 でした。


次は、「アキハバラ@DEEP」、「時をかける少女」、「東京物語」、「魔王」、「重力ピエロ」、「陽気なギャングが地球を回す」、「陽気なギャングと日常の襲撃

・・・まだあったかなぁ

たぶん、その中から書いていこうと思います。