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Cyber_F の雑記帳

Twitterだと書ききれない話題等を書く予定です。よって更新日は不定期。
ミニ四駆、グランツーリスモ、車なご、ドリスピその他

Twitter: @cyberf0112358

Cyber_Fです。

  ゴールデンウィークも終わった今、春の新生活開始と3月のGT7発売を機にレースシム/レースゲーム(以下、レースシム)に手を出した皆さんの中にはそろそろ「もう少し速くなりたい」という欲が芽生えた方もいらっしゃると思います。

  レースシムのトッププレイヤーの多くはステアリングコントローラー(通称:ハンコン)を使用しており、これを購入する事で実車に近い感覚を得られるのみならずスキルアップのひとつの方法にもなります。しかし、自分もハンコンを使ってみたいけどどれを買えばいいのかわからない、買ったはいいけどどこにつければいいのかわからない、といった問題を抱えている方も多いのではないでしょうか。

  この記事ではそういった疑問に対し、僕が(一応)世界一を獲った環境を一部開示することで答えたいと思います。

 

 

いつ世界一を獲ったんですか?

  おっしゃる通りの疑問ですね。

  DiRT Rally 2.0というタイトルのデイリーチャレンジ(要するに日替わりのタイムアタック)です。詳しい顛末は以下からどうぞ。

 
 

https://youtu.be/-e6UA6yzmMs 

 

 

 

 
そもそもハンコンのメリットは?
  そもそも、ゲームパッドではなくハンコンを使う利点はどこにあるのでしょうか。個人的には「操作の幅が広がる」ことだと思います。
  パッドの場合、アクセル/ブレーキ/ステアをボタンやトリガー、スティック等を使用して入力することになりますが、これらを両手合わせて6本程度(親指、人差し指、中指)で行うため、他の機能との同時入力が難しいこととそれぞれのストロークが数cm程しかないため細かい入力の調整が難しいことがデメリットと考えられます。その点、ハンコンではこれらを両手両足を使って制御でき、操作範囲も広いことから微調整も行いやすい事が挙げられます。
  尤も、ハンコンでも速く走るには一定の練度が要りますし、トッププレイヤーにもパッド使用者はいらっしゃいますので予算や部屋の広さ、自分の好みなどを十分検討する必要があります。
 
 
タイトル回収。
  お待たせしました。ここから本題に入ります。
 
主なプレイタイトル
  前提となるプレイタイトルですが、プレイ時間が長そうなのは以下の5タイトルでしょうか。
・グランツーリスモ Sport
・DiRT Rally 2.0
・Project Cars 2
・The Crew 2
・グランツーリスモ7
 
コンソール
  上記タイトルで察した方も多いと思いますが、主にPS4 Proでのプレイで稀にPS3を引っ張り出しています。
 
モニター
  10年以上落ちの液晶テレビです。40インチ。
  液晶テレビは遅延が大きくゲームには不向き、というのが一般的に言われているようですが、少なくともその点に関しては不便を感じませんでした。
 
ハンコン
  LogicoolのG29を使用しています。この前にこれよりも安い価格帯の製品を使っていましたが1年を待たずに不具合が出たので買い換えました(こちらも使用開始から同じくらいの期間で不具合は出たが自力修理。詳細後述)。同価格帯の別製品とは異なり標準で3ペダルだったのが決め手でした。実際使って見ると自由度が上がったので満足しています。
  ただし、リアルタイムアジャストメントダイヤル(赤いリング)が反応しないことがままあり、走りながらの微調整がしにくい点は気になります。
  不具合としてはペダルの位置検出に使われている可変抵抗のカーボンが磨耗したため、一度分解してタミヤの接点グリスを塗布したことと可変抵抗の圧着端子が緩めだったのではんだ付けをしたこと、そしてこれは未だ有効な対策ができていませんが稀に1回のパドル操作で2段シフトしてしまう事があります。
  またこれは不具合ではありませんがブレーキペダルのタッチを実車に近付ける、という名目で反力を発生させるコイルスプリングの中に消しゴム状のパーツが入っていたのですが、僕の踏力では実用できるストローク量が減るだけだったので撤去しました。
 
ハンコン台
  ハンコンを固定する台ですが、G29購入までは一般的な家具の小机と折り畳みイスを使っていましたが、こちらもG29の導入と同時にPlayseat社のエントリーモデル"Challenge"を購入しました。
  そもそものプレイ部屋がリビングなので使う時だけ出せる点が大きいですね。また、小机+イスと比較するとステアリング、ペダルとプレイヤーの位置関係がより強固に固定されるのでパフォーマンスが安定する印象があります。
  デメリットとしては当然ながら重くなるので出し入れの負担が大きくなることと各部にマジックテープが使われているのでそれを剥がす時の音、それに使用中に何故かペダルユニットを支えるフレームが横にずれる点でしょうか。
  また僕の環境ではデフォルトのヒップポイントが低く、画面がハンコンに隠れる格好になっていたので座面の取り付け位置を変更しています。
 
ヘッドセット
  ここまで書いてきたように僕の環境ではモニターとプレイヤーの耳が2.5m近く離れており、今思うとプレイヤーへの入力として音という点では不十分な状況でした。そこで家電量販店で購入したエレコムのゲーミングヘッドセット(HS-G30)を購入、合わせて購入した汎用のUSB延長ケーブルでPS4本体に接続したDUALSHOCK4に接続する形で使用しました。
  これによりスキール音やエンジン音がより細かい成分まで聞き取れるようになったほか、他の車両の位置も把握しやすくなりました。PS4前面にはUSBポートが2つあるのでG29を使用したままでも問題なく使えたのも良かった点ですね。また、DUALSHOCK4と本体の通信がBluetoothになっていたことに最近気が付きましたが、使用中の違和感は感じませんでした。
  気になった点としては、全く使用していなかったマイクがいつの間にか反応しなくなったことと、インラインのボリュームスイッチを操作するときに気を付けないと音量が少し小さくなること、インラインコントローラーとヘッドセット本体間のケーブルが短く、折角クリップがついていてもシートに固定して使えなかった点でしょうか。それとこれは体質の問題もありますが20~30分連続で使用したときにメガネのつるとヘッドセットに挟まれた耳が痛くなることも要注意です。
 
 
おわりに
  以上が僕のシムレース環境となります。どの機材もより上位のモデルがありますしそちらを使えばより高いパフォーマンスを期待できますが、ここに挙げた機材でも冒頭で述べたとおり一応とはいえ世界ランク上位も狙えますので上位機種の導入検討はひとまずこれを揃えてから、消耗が激しくなったり物足りなさを覚えた段階でも良いのではないでしょうか。
  それでは良いシムレースライフを。