もうブームは去ったのか 去ってないのか。キャラ弁がもてはやされる時期があった。もともと俺は キャラ弁などという残酷な食べ物は 生物の遺体をもてあそんでるようで大嫌いだったんだけど。あれを子供に食べされる親がいることが不思議でならなかった。幼少期の一番感性を磨かないといけない大事な時に、「綺麗な色の果物」「焦げ目のついた焼き魚」「綺麗に巻かれた卵焼き」「ざっくりと切った大根やナス」素材本来の形や色を 美味しそうと感じることが どれだけ大事かを忘れてしまっているんではないのかと心配になってしまう。
 料理に携わって生計を立ててるのもあるんだけど 料理はある種「お葬式」という感覚が頭から離れない。どうご遺体を丁寧に扱うか そして感謝して頂くか。
 お葬式のお焼香は2回 座席はここで お香典はどう お通夜はどうとか いちいち細心の注意を払ってる人が いざ食べ物のご遺体になると こねくり回して「キャラ弁」って(笑) 人間至上主義なのか 鈍感なのか。キャラ弁を一度考え直す運動をおこしたいものです(笑)