6月8日いよいよ卒業検定の日を迎えました。
朝目覚めてみると、雨。
小雨ではあるものの、路面はびっちょり。
でも、ここまで来たら「まな板の鯉」状態。
雨の教習も経験はあるし、こうなったら、やるっきゃないって言い聞かせ
落着かない思いを胸にいつもより早めに家を出ました。
集合時間は10時20分。
受験する人数が少ない為、通常より遅い開始となったようです。
バイク受験者は、大型のみ男女2名づつの4名。
男性2名は初めて見る顔ぶれ。
1人は中免を持ってるイケイケの若者。
もう一人は、私以上に緊張してそうな同世代の方。
女性は既にお友達になれていた方だから、ほんと心強かったです。
まずはそれぞれの名前が呼ばれ、検定説明室へ移動。
説明は車の免許を取る方も一緒だったので、やや大目の人数。
まずの説明は、今日は全てが終わるまで、教習所から出てはいけないと聞かされる。
1人でも出たら、結果報告は後日とし、最悪はやりなおしの可能性も有りと。
わあ~~~厳しいぃ~~~。
でもね、この後の説明には、もっと、もっと、驚いちゃいました。
もう、おもいっきり動揺です。
点数は減点法で、何が何点減点なのかは教えて下さいませんでしたが、
減点の対象を沢山あげられ、おもわずため息。
でもって、減点ではなく、検定中止ってのがあって
このことをしたら、その場で不合格になっちゃうんですって。
そそそんな~って感じで、わたし、もう真っ青よ。
それに、この検定中止になる項目があまりにも多いの。
全ては覚えられなかったけど、
例えば、坂道発進で1メートル下がったら終わり。
1本橋から落ちたら終わり。
パイロン倒したら終わり。
波状路でエンストしたら終わり。
急制動で停止線を越えたら終わり。
だたし、40キロ出なかった場合には1度のみやり直し可。
2度以上右足をついたら終わり。
転倒したら終わり。
信号に迅速な対応出来なかったら終わり。
踏み切り内でエンストしたら終わり。
障害物を避ける際に、対向車線をはみ出したら終わり。
・・・・・などなど。
こんなのを山の様に聞かされて、そうでなくても緊張してるのに
なによお~!って感じでした。
それに、雨が降ったり止んだりしてるので、急制動の枠はぎりぎりに判断するとのこと。
路面は濡れてるのにぃ~って思いましたが、結局雨とはみなされませんでした。
がぁ~~~ん!小雨だって、雨じゃん!って叫びそうだったわぁ~。
その後、受験番号が与えられ、2班にわけられてから
検定員の名前を聞かされ、バイクは2人の教官が2人づつ担当することに。
わたしは1度も習った事の無い教官でした。
で、地図がそれぞれの班に1部づつ渡され、その場で暗記。
同じ班の方と協力しながら、初めて見るコースを必死で覚えました。
そして、例のバイクの指定を希望してみたら、またまたが~~ん!
駄目って言われちゃったのぉ~。
そしたら、隣の女性が助けてくれて「手を怪我してて乗れないんです」って必死に言ってくれたの。
ところがね「手を怪我してたら、バイクになんか乗らないで下さい!」
なんて言われちゃって、一瞬ドキッよ。
でも、「怪我って言っても、たいしたこと無いのでぇ~~~」って誤魔化して、
わたし、どうなるのお~~~????状態でした。
それから、いつものバイク身支度室へ移動し、受験番号のゼッケンをつけ待機。 検定員が来ると、わたしはまず66番しか乗れないって事を告げ、深々と謝った。 すると、今度はなんてこと無くすんなりOK。 もう、さっきのは何よお~!!って思っちゃった。 そして、ひとつの情報をキャッチ。 わたしの担当する検定員のふくよかなお腹を触るとご利益があるらしいと。 わたしは、早速熱望し、教官のお腹をなでなで。 わあ~~なんか運がこっちを向いてるって感じ! あとは準備が出来るまで、30分位待機してたんだけど、 わたしはみんなに分らない事を質問しっぱなし。 「ねえ~波状路でエンストしそうになったらどうしたらいい?」って聞いたら、 イケイケの若者に「今日、卒検っすよ。大丈夫っすかぁ~?」なんて言われちゃって。 でもね、言葉は乱暴なんだけど、すっごく丁寧な作戦を教えてくれて ほんと助けられちゃった。 受験番号はわたしが2番。緊張してる男性が1番。 イケイケ君が3番。もう一人の女性が4番。 わたしはてっきりこの順番で行なうものと思っていました。 ところが、試験はバイク2台を使って行ない、前に止まってたバイク67番が先に走行。 わたしは66番しかのれないので、もれなく後口になり、 結局3番のイケイケ君がトップバッターになりました。 そして、少し距離をあけてから、1番の男性がスタート。 みんないつもの走りが出来てました。 イケイケ君なんて、終わったと同時にカップヌードルなんて食べちゃって 超余裕もいいとこ。かっこよかったわ~。
で、いよいよ、わたしの番。
手を上げて、お辞儀をし、号令を待ってスタート。
身体が全身固くなってる事を実感。
でも、コースだけはしっかり覚えられていたので、何度も深呼吸し挑戦。
外周を指定速度40キロを出し走行、信号の交差点、踏み切り、
急なカーブなどを通過し、坂道へ。
ローに入ってる事をしつこく確認し、坂道発進。
直ぐに左折、そしてすぐに右折。
ウインカーが間に合わず、停止直前での変更。
(あっりゃぁ~・・・・不安になるが気分を変えて再び走行)
外周をおおきく回り、魔の課題へ。
クランク、S字は問題なく、恐怖の1本橋に。
タイムより落ちない事を優先と言い聞かせ、挑戦。
落ちずに済んだ。ほっ!
ととととところが、がぁ~~~ん、タイム7秒?
なに?なに?なに?7秒?
7秒は中免のクリアタイム。
大型は10秒なくては駄目。
があ~~~~ん!だだだだだめじゃん!><
いくら下手でも8秒以下ってのはなかったのにぃ~~~。><
でも、まだ終わってない。
諦めちゃだめだ!
気分を変えて波状路、エンストしそうになるが、
イケイケ君の指導でクリア。5秒以上と言うタイムもOK。
つづいて、スラローム。
ゆっくりでもパイロンを倒さず・・・との計画を変更。
1本橋が7秒とあれば、これを成功なくして合格はありえない。
こうなったらと底力を発揮。
パイロンを倒す事なく6秒2でクリア。
残りは急制動。
路面は濡れているが、停止線枠は短い。
しかし、度胸を決めてスタート。
40キロを確認、必死でブレーキを踏み、クラッチはぎりぎりまで我慢。
成功!
外周を回って、スタート地点に戻り、手を上げお辞儀をし終了。
が~~~~~ん!!!わたし、どうなるのお~~~~???
戻ると、イケイケ君が待ってましたとばかりに即行で
「1本橋はやかったっすねぇ~!」と。
が~~~ん、気にしてる事を言うなぁよぉ~~~!!
それからはみんなで、それぞれの失敗を伝え合い、慰めあって結果を待ちます。
1時間以上はかかったのかな~?
すると今度は、検定説明室とは違う部屋に案内され、さらに待機。
しばらくして、バカボンのパパの大きな貯金箱を持った検定員2名が現れる。
黒板に1~4までの番号を書き、
「今から、合格した人にだけ番号に丸をつけます」って。
もう目が開いてられませんでした。
でも、丸をつけるマジックの音が4回。
やったぁ~!!全員合格です!
全員合格はとても珍しく、今年に入っては初めてなんだそうです。
もう最高!
4人で手を握り合い、喜びを分かち合いました。
わたし、ほんと信じられなかったわあ~。
その後、教官から一人一人試験の注意を受けます。
みんなけっこう色々言われて、でも嬉しさ一杯だから、全然気にならない様子。
で、わたしの番。そこで、びっくり事件発生なの。
わたし、1本橋たった7秒だったのに、「1番良く出来てましたよ」って。
「全て完璧で言う事ありませんねっ」って・・・・・・
えぇぇ~~~~!!うっそぉ~~~~~!!!
1本橋の7秒はいいのぉ~~~?????
完璧であるわけないのにぃ~~~~。
私、思わず泣きそうになっちゃった。
ただ、リアブレーキをずっと踏んでたんだって。
でもこれは、緊張する試験日にありがちな事だから、気にしなくても良いって。
な~んだ、全然完璧じゃないですよね?(笑)
でもでも、とにかく、信じられない奇跡が起きちゃいました。
これもご指導くださった教官の教えの賜物ですわ~。
本当に夢か幻か?って感じで、・・・・
冷静に考えると、まぐれ?同情?勘違い?採点ミス?な~んて感じが多分にしますが、
こうなったら、合格は合格です。
わたし、おばちゃんライダーになっちゃいましたぁ~~~~。
試験はその後、長いビデオを鑑賞し、
免許交付手続きの説明をはじめ、イベントの紹介や、大型自動車免許取得のすすめなど
いろいろな説明を受け、最後が卒業式。
一人づつ呼ばれ、卒業証明書を頂き、
そしてバカボンのパパに交通安全協会への寄付金を入れ。
めでたく終了。
いろんな教官が結果を気にして駆けつけて下さり、
暖かな言葉の数々に感激でした。
「毎日遊びにおいで~~~」
「バイク室が静かになっちゃうな~」
「バイク買ったら、ツーリング行くぞぉ~!」
「電話よこせよお~」
「楽しみがへちゃうな」
「引かれそうなスリリングが味わえなくなっちゃたな~」
な~んて、ほんと最高な言葉の数々に感謝いっぱいでした。
ってな訳で帰宅したのは夕方。
でも、検定の緊張を共に分かち合った友を得て、
奇跡の合格を果たし、本当に感謝溢れる1日でした。
皆様、長い間の応援、本当に本当にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
暫くは手を休め、しっかり完治させ、それからゆっくりバイクを選びたいと思っています。
書庫「バイクへの挑戦」は、まだまだ続きます。
これからも、どうぞ宜しく御願い申し上げます。