私のエッセイ「驚愕の悲鳴!」が英米デビューを果たし早3週間。
そんな代表作となしました「驚愕の悲鳴!」を改めてご紹介させて頂きます。
読んで下さった皆様、また素晴しい英訳を付けて下さり、
英米デビューまでさせて下さったmutsunai52mutsunai52さん
本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
それでは、既にお読み下さいました方、まだお読みで無い方
是非、アメリカ版、イギリス版と合わせえて、もう1度お読み頂けると光栄です。
*イギリス版、アメリカ版は下記のアドレスから
そのまま飛べちゃいますので、クリックして覗いてみて下さい。
アメリカ版 http://moon52nai24.blogspot.com/
イギリス版 http://maaab52nai24.blog-city.com/
*なおアメリカ版には2作品掲載中。
「驚愕の悲鳴!」と「女は度胸と言われても」の2作です。
「女は度胸と言われても」の日本版は下記から見れますので合わせてお楽しみ下さい。
「女は度胸と言われても」→http://blogs.yahoo.co.jp/cyatoco/62191.html
驚愕の悲鳴!
「安物買いの銭失い」と言う言葉がある。
バーゲンへ行き安いからと、予定外の物まで買いあさり、結局「しまいきり」ってやつだ。
実に勿体無い話だ。
だが、私はこの典型的なタイプである。
よって押入れを見る度に、うんざりする。
なんとか改善しなくてはと思うのだが、この歳になっても今だ治らず、反省の毎日だ。
しかし今回は私の話では無い。
最近気が付いた事だが、我家にはもう一人、同じタイプの人間が居たのだ。
それは普段私を最も注意する夫だ。
あれは先日の事。
サイドボードの上に1本のレンタルビデオを発見した。
主人に確認すると「知らない」と言う。
私だって知らない。全く見に覚えが無い。
じゃあいったい誰が借りたのか?
我家は2人と1匹で暮らしてる。となると・・・・
1匹が借りて来たって言う事か??????
すると「ああああ~~~~っつ!!!!」との叫び声が別室でこだました。
なんだ~?と思っていると主人が走ってきた。
どうやら記憶が蘇ったらしい。
出向いた店が、偶然にもレンタルセール中だった為
“せっかくだから借りてきた”と言うのだ。
って事は“安いからなんとなく借りた”って事か?
ましてやすっかり忘れてしまう位のビデオだ。
たいして見たい内容では無いのである。
ったく!私を注意している場合じゃ無い。
自分だって同じじゃん!
と思いつつ返却日を確認すると「今日」だった。
この手の事では、日々さんざんイヤミを言われている私だが、
こんな時けっして復讐をしようとは思わない。
シメタと思っても、全く気にしてない様子で、人間の大きさをアピールする。
「良かったじゃない。今日が返却日だもの。間に合うじゃん」と平然とのたまう。
私は自分を誉めたかった。
せっかくの反撃チャンスなのに、揚げ足もとらず、なんと偉いのだ。
なんと出来た女房なのだ。
私は自分に心から感心した。
ところがだ。
主人はその後、想像も付かない信じられない行動を起こしたのである。
世の中には上手がいるもんだ!と心から思った。
発覚時刻は21時40分。店の閉店は23時。
今から向かえば余裕で返却出来るのだが・・・・
なんと、なななんと・・・・
只者で無い夫は、ビデオを見始めたでは無いか?
何~?????見る????
せっかく気づいたの返却延長?
私は聞いた「今日返さないの?」と。
主人は即答した。「返すよ」と。
じゃあ~何か?
2時間半もの映画を1時間で見て返しに行くって事か?
そんなの全然無理じゃん!何言ちゃってのよ?
ったく無謀過ぎ・・・・って言うか付き合って居られない。
私はお風呂へ入った。
主人が同類である事に満足する一方、無謀な行動に少し呆れた。
しかしいつもより気分良い入浴になった。
それからパジャマに着替え、主人を見に行くと驚いた光景が目に入ってきた。
なんと、ななななんと・・・
早送りしながら見て居るではないか。
私は目を疑った。
そして聞いた。「ねえ~これで内容わかるの?」と。
主人は答た。「よく分かるよ」と。
分かる訳が無い。
ましてや「分かる」の前に“よく”を付ける事事態が考えられない。
まさに只者では無いって感じだ。
まあ~でも、本人が満足してるのだからいいのだ。
私には関係無いってもんだ。
そうなのだ。私には関係無いのだ。
ところが見終わった主人が言ったのだ。
「返しに行くぞ~」と。
何?何?何?
それを言うなら「返しに行ってくるね~」でしょう?
行くぞ~ってどう言う事よ。
だいたい時刻は22時52分。あと8分しかない。
車で急いでもギリギリだ。
事態を飲み込めない私に、痺れをきらした主人が分かりやすい説明を始めた。
1人で行ったら、車を駐車するだけでも時間がかかる。
だから2人で行って、まず車を入り口に横付けし
一人が返却、もう一人が駐車するって言う作戦らしい。
よってこの作戦には、当然私の参加が義務付けられている。
私はあせった。おもいっきりあせった。
なんたって今、風呂上りのパジャマ姿だ。
たじろぎながら言い訳してると「何か羽織れば大丈夫だよ。こんな時間だ、誰も見てないさ」
時刻は22時56分。
不安になってる場合じゃない。
はずかしがってる場合でもない。
緊急事態だ。
運転は得意では無いが、よ~し、こうなったらレーサーだ!と私は覚悟を決めた。
しかし車に行くと運転席に主人が居た。
??????????
どう言う事???????
何?何?何???????私、運転じゃ無いの?
私、返す係りって事?????
そんなの聞いて無い。
パジャマだよ。水玉だよ。カーデガンだよ。
誰も見てないって言っても・・・・・・
世の中にはルールと言うかマナーってもんが存在する。
掟やぶりもいいとこだ。
私にだって「恥じらい」ってもんが、一応まだ残っているのだ。
車は早かった。
私の不安が整理されない内に到着した。
こうなったら数分の我慢だ。
目をつぶっている間に返却出来る。
そう言い聞かせて私は走った。
パジャマで水玉でカーデガンでおもいきり走った。
しかし現実は、残酷すぎる程、私に厳しかった。
閉店時刻とあって駆け込み返却のラッシュである。
なんと返却口には長だの列だ。
私は始めて主人が嫌いになった。
何で私がパジャマで並ばなくてはならないのだ。
こんなんじゃ、水玉だってもろばれだ。
気のせいか「ドット柄だよ~」と言う学生の声が
聞こえてきた。
穴があったら心底入りたかった・・・と思う一方、主人への怒りは頂点を迎え様としていた。
噴火寸前である。
それなのに、事もあろうに返却さえ安易では無かった。
ようやく迎えた私の番、黙ってビデオを差し出すと、店員が言ったのだ。
「お客様、身分証明書をお持ちですか?」と。
何か?私はそんなにあやしいのか?
パジャマで行く時は、身分証明書が必要なのか?
実にやってらんない事態である。
店員は、おもぬろに戸惑う私に説明を始めた。
どうやら夫は、レンタル時に更新の為の身分証明書を求められ、
面倒だったのか?返却時に見せる約束をしたらしいのだ。
あったまきた!今日と言う今日は許せない!
人間が小さくてもいい。
出来た妻でなくて大いに結構。
もう我慢の限界だ!
パジャマで引き止められてる人の身にもなれ!
何で私が書類を書かなきゃならないんだ!
おい、そこの学生。ドットドットってうるさいぞ!
全てにイライラした。
だいたい気付いた時点で返せば良かったのだ。
欲張って、早送りして迄見るのがおかしい。
そんなんだったら延長しろ!ってなもんだ!
私の怒りはとどまる事を知らず、益々もって込み上げた。
もう誰にも抑えられない。怒りは噴火寸前だ。
私は店を出、車に乗った瞬間から、大声で怒り始めた。
これ以上出せないと思う程のありったけの声で、一揆に噴火した。
もう誰も止められない。
息つく間も無く機関銃の様に怒鳴り続け発狂した。
当然の事だった。
しかし、事態は次の瞬間大逆転したのだ。
なんと、なななんと・・・・
怒鳴りまくる私に驚いた夫が
「えええ~~~~~っ!!!」と悲鳴をあげたのである。
その悲鳴に一層の怒りを覚えた私は
「何がえええ~~~~~!だ!」と夫を睨んだ。
その瞬間だった。
なんと、なななんと・・・・
運転席にいるのは“知らない人”だった。
夫では無かったのだ。
見ず知らずのスーツ姿の男性が、悲鳴をあげて
狭い車の中で、扉にへ張り付き、めい一杯私から離れている。
そうなのだ。
私は降りた場所に止めてあった車に疑いもせず乗ったのだ。
夫が移動している事など考えもせず、確信して乗り込んだのだ。
そして、知らない人の車の助手席だと言うのに、いきなり発狂し続けていたのだ。しかもパジャマで。
興奮していた心臓が一揆に止まった。
私は全身全霊で謝罪し、すぐに車から降りようとした。
だが、事もあろうにシートベルト迄していたもんだから
慌てた勢いでロックがかかり、なかなか外れないのだ。
辛かった。本当に辛い出来事だった。
やっとの思いで車を降りると、
主人が遠くでライトをパチクリさせている。
なんてこった。こんな事があっていいのだろうか?
すでに私に主人を怒る元気は無い。
別人だったとは言え、いったん怒りを爆発させているし、
今は恥ずかしさの方が先行している。
これまた当然の事だ。
「何で助けてくれなかったの?」
「だって、さっさとと乗っちゃうから」
「そんな事言ったって・・・」
全てが無駄な会話だった。
あ~~あっ~つ。もう溜息しか出ない。
あの人、みんなに言うのだろうなあ~。
私の顔覚えてるだろうなあ~。
怒りは時として、何でも無い様な判断を誤らせる。
冷静さを失うほどの怒りは禁物だ。
皆さん駐車中のロックをお忘れなく!
ちゃとこ [http://blogs.yahoo.co.jp/cyatoco/MYBLOG/profile.html]
そんな代表作となしました「驚愕の悲鳴!」を改めてご紹介させて頂きます。
読んで下さった皆様、また素晴しい英訳を付けて下さり、
英米デビューまでさせて下さったmutsunai52mutsunai52さん
本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
それでは、既にお読み下さいました方、まだお読みで無い方
是非、アメリカ版、イギリス版と合わせえて、もう1度お読み頂けると光栄です。
*イギリス版、アメリカ版は下記のアドレスから
そのまま飛べちゃいますので、クリックして覗いてみて下さい。
アメリカ版 http://moon52nai24.blogspot.com/
イギリス版 http://maaab52nai24.blog-city.com/
*なおアメリカ版には2作品掲載中。
「驚愕の悲鳴!」と「女は度胸と言われても」の2作です。
「女は度胸と言われても」の日本版は下記から見れますので合わせてお楽しみ下さい。
「女は度胸と言われても」→http://blogs.yahoo.co.jp/cyatoco/62191.html
驚愕の悲鳴!
「安物買いの銭失い」と言う言葉がある。
バーゲンへ行き安いからと、予定外の物まで買いあさり、結局「しまいきり」ってやつだ。
実に勿体無い話だ。
だが、私はこの典型的なタイプである。
よって押入れを見る度に、うんざりする。
なんとか改善しなくてはと思うのだが、この歳になっても今だ治らず、反省の毎日だ。
しかし今回は私の話では無い。
最近気が付いた事だが、我家にはもう一人、同じタイプの人間が居たのだ。
それは普段私を最も注意する夫だ。
あれは先日の事。
サイドボードの上に1本のレンタルビデオを発見した。
主人に確認すると「知らない」と言う。
私だって知らない。全く見に覚えが無い。
じゃあいったい誰が借りたのか?
我家は2人と1匹で暮らしてる。となると・・・・
1匹が借りて来たって言う事か??????
すると「ああああ~~~~っつ!!!!」との叫び声が別室でこだました。
なんだ~?と思っていると主人が走ってきた。
どうやら記憶が蘇ったらしい。
出向いた店が、偶然にもレンタルセール中だった為
“せっかくだから借りてきた”と言うのだ。
って事は“安いからなんとなく借りた”って事か?
ましてやすっかり忘れてしまう位のビデオだ。
たいして見たい内容では無いのである。
ったく!私を注意している場合じゃ無い。
自分だって同じじゃん!
と思いつつ返却日を確認すると「今日」だった。
この手の事では、日々さんざんイヤミを言われている私だが、
こんな時けっして復讐をしようとは思わない。
シメタと思っても、全く気にしてない様子で、人間の大きさをアピールする。
「良かったじゃない。今日が返却日だもの。間に合うじゃん」と平然とのたまう。
私は自分を誉めたかった。
せっかくの反撃チャンスなのに、揚げ足もとらず、なんと偉いのだ。
なんと出来た女房なのだ。
私は自分に心から感心した。
ところがだ。
主人はその後、想像も付かない信じられない行動を起こしたのである。
世の中には上手がいるもんだ!と心から思った。
発覚時刻は21時40分。店の閉店は23時。
今から向かえば余裕で返却出来るのだが・・・・
なんと、なななんと・・・・
只者で無い夫は、ビデオを見始めたでは無いか?
何~?????見る????
せっかく気づいたの返却延長?
私は聞いた「今日返さないの?」と。
主人は即答した。「返すよ」と。
じゃあ~何か?
2時間半もの映画を1時間で見て返しに行くって事か?
そんなの全然無理じゃん!何言ちゃってのよ?
ったく無謀過ぎ・・・・って言うか付き合って居られない。
私はお風呂へ入った。
主人が同類である事に満足する一方、無謀な行動に少し呆れた。
しかしいつもより気分良い入浴になった。
それからパジャマに着替え、主人を見に行くと驚いた光景が目に入ってきた。
なんと、ななななんと・・・
早送りしながら見て居るではないか。
私は目を疑った。
そして聞いた。「ねえ~これで内容わかるの?」と。
主人は答た。「よく分かるよ」と。
分かる訳が無い。
ましてや「分かる」の前に“よく”を付ける事事態が考えられない。
まさに只者では無いって感じだ。
まあ~でも、本人が満足してるのだからいいのだ。
私には関係無いってもんだ。
そうなのだ。私には関係無いのだ。
ところが見終わった主人が言ったのだ。
「返しに行くぞ~」と。
何?何?何?
それを言うなら「返しに行ってくるね~」でしょう?
行くぞ~ってどう言う事よ。
だいたい時刻は22時52分。あと8分しかない。
車で急いでもギリギリだ。
事態を飲み込めない私に、痺れをきらした主人が分かりやすい説明を始めた。
1人で行ったら、車を駐車するだけでも時間がかかる。
だから2人で行って、まず車を入り口に横付けし
一人が返却、もう一人が駐車するって言う作戦らしい。
よってこの作戦には、当然私の参加が義務付けられている。
私はあせった。おもいっきりあせった。
なんたって今、風呂上りのパジャマ姿だ。
たじろぎながら言い訳してると「何か羽織れば大丈夫だよ。こんな時間だ、誰も見てないさ」
時刻は22時56分。
不安になってる場合じゃない。
はずかしがってる場合でもない。
緊急事態だ。
運転は得意では無いが、よ~し、こうなったらレーサーだ!と私は覚悟を決めた。
しかし車に行くと運転席に主人が居た。
??????????
どう言う事???????
何?何?何???????私、運転じゃ無いの?
私、返す係りって事?????
そんなの聞いて無い。
パジャマだよ。水玉だよ。カーデガンだよ。
誰も見てないって言っても・・・・・・
世の中にはルールと言うかマナーってもんが存在する。
掟やぶりもいいとこだ。
私にだって「恥じらい」ってもんが、一応まだ残っているのだ。
車は早かった。
私の不安が整理されない内に到着した。
こうなったら数分の我慢だ。
目をつぶっている間に返却出来る。
そう言い聞かせて私は走った。
パジャマで水玉でカーデガンでおもいきり走った。
しかし現実は、残酷すぎる程、私に厳しかった。
閉店時刻とあって駆け込み返却のラッシュである。
なんと返却口には長だの列だ。
私は始めて主人が嫌いになった。
何で私がパジャマで並ばなくてはならないのだ。
こんなんじゃ、水玉だってもろばれだ。
気のせいか「ドット柄だよ~」と言う学生の声が
聞こえてきた。
穴があったら心底入りたかった・・・と思う一方、主人への怒りは頂点を迎え様としていた。
噴火寸前である。
それなのに、事もあろうに返却さえ安易では無かった。
ようやく迎えた私の番、黙ってビデオを差し出すと、店員が言ったのだ。
「お客様、身分証明書をお持ちですか?」と。
何か?私はそんなにあやしいのか?
パジャマで行く時は、身分証明書が必要なのか?
実にやってらんない事態である。
店員は、おもぬろに戸惑う私に説明を始めた。
どうやら夫は、レンタル時に更新の為の身分証明書を求められ、
面倒だったのか?返却時に見せる約束をしたらしいのだ。
あったまきた!今日と言う今日は許せない!
人間が小さくてもいい。
出来た妻でなくて大いに結構。
もう我慢の限界だ!
パジャマで引き止められてる人の身にもなれ!
何で私が書類を書かなきゃならないんだ!
おい、そこの学生。ドットドットってうるさいぞ!
全てにイライラした。
だいたい気付いた時点で返せば良かったのだ。
欲張って、早送りして迄見るのがおかしい。
そんなんだったら延長しろ!ってなもんだ!
私の怒りはとどまる事を知らず、益々もって込み上げた。
もう誰にも抑えられない。怒りは噴火寸前だ。
私は店を出、車に乗った瞬間から、大声で怒り始めた。
これ以上出せないと思う程のありったけの声で、一揆に噴火した。
もう誰も止められない。
息つく間も無く機関銃の様に怒鳴り続け発狂した。
当然の事だった。
しかし、事態は次の瞬間大逆転したのだ。
なんと、なななんと・・・・
怒鳴りまくる私に驚いた夫が
「えええ~~~~~っ!!!」と悲鳴をあげたのである。
その悲鳴に一層の怒りを覚えた私は
「何がえええ~~~~~!だ!」と夫を睨んだ。
その瞬間だった。
なんと、なななんと・・・・
運転席にいるのは“知らない人”だった。
夫では無かったのだ。
見ず知らずのスーツ姿の男性が、悲鳴をあげて
狭い車の中で、扉にへ張り付き、めい一杯私から離れている。
そうなのだ。
私は降りた場所に止めてあった車に疑いもせず乗ったのだ。
夫が移動している事など考えもせず、確信して乗り込んだのだ。
そして、知らない人の車の助手席だと言うのに、いきなり発狂し続けていたのだ。しかもパジャマで。
興奮していた心臓が一揆に止まった。
私は全身全霊で謝罪し、すぐに車から降りようとした。
だが、事もあろうにシートベルト迄していたもんだから
慌てた勢いでロックがかかり、なかなか外れないのだ。
辛かった。本当に辛い出来事だった。
やっとの思いで車を降りると、
主人が遠くでライトをパチクリさせている。
なんてこった。こんな事があっていいのだろうか?
すでに私に主人を怒る元気は無い。
別人だったとは言え、いったん怒りを爆発させているし、
今は恥ずかしさの方が先行している。
これまた当然の事だ。
「何で助けてくれなかったの?」
「だって、さっさとと乗っちゃうから」
「そんな事言ったって・・・」
全てが無駄な会話だった。
あ~~あっ~つ。もう溜息しか出ない。
あの人、みんなに言うのだろうなあ~。
私の顔覚えてるだろうなあ~。
怒りは時として、何でも無い様な判断を誤らせる。
冷静さを失うほどの怒りは禁物だ。
皆さん駐車中のロックをお忘れなく!
ちゃとこ [http://blogs.yahoo.co.jp/cyatoco/MYBLOG/profile.html]