公園で、リミットとサイボーグ犬グーが遊んでいると罵声が聞こえた。小学五年生の石橋隆太こと、ボスと小学一年生の浅見友男が喧嘩をしている。二人は罵りあった末、決闘だとどこかに向かった。リミットは二人の後を追う。隆太と友男は砂置き場にいた。ホッパーゲートが開き、友男は砂に落ちてしまう。隆太は紐を投げるが力及ばず、リミットが背後から力を貸す。

その日、隆太は友男を救ったとあって英雄気取り。浅見家からは歓迎祝いをされる始末。だが、低学年をしかも決闘に誘ったのが本人だとは誰も知らない。翌日も教室で調子に乗る隆太を、リミットは咎めた。そして、一年生を遊んでいけない砂置き場に誘ったことを告げる。隆太はそれを知られ大恥。逆恨みした隆太はリミットをつけ狙う。

肝心の子分たちは、リミットにおやつの鯛焼きを誘われますます顔のない隆太。そこでリミットたちが今度の日曜、遊園地に行くことを知った隆太は、尾行することに。

遊園地でジェットコースターに乗るリミットと友男だが、手違いで隆太がリミットの隣になってしまう。そのときトラブルが発生しジェットコースターは緊急停止。怯えた隆太はコースターから逃げ出そうとする。停止したコースターが逆走し、突っ込んできた。リミットは隆太を抱きかかえ、飛び降りた。みんな、顔を伏せていたので誰も知らない。リミットは、隆太が自分を抱き上げ飛び降りてくれたという。

友男を救った次に、リミットを助けたとあり、隆太はクラスで武勇伝を語る。

だが、この出来事はリミットだけのひみつなのである。