ジュンがドンちゃんを驚かそうと、ドアに罠をしかけた。今回はバケツが落ちてくる単純な仕掛けだ。ところが出入りしようとしたチャッピーにバケツが落ちる。チャッピーは怒ってジュンを追いかける。ジュンは目をそらすため、ポストに変身する。そこに知らない女の子がやってきた。魔法使いのおばあさんにとポストに手紙を押し込む。ジュンの口がポストになっていたので、手紙を加えたままジュンは元に戻った。チャッピーが手紙を読むと、魔法使いのおばあさん宛てだった。女の子はまゆみと呼び、三つのお願いを叶えてほしいというものである。

チャッピーはオババに頼むが断られる。でも女の子の願いをどうしても叶えてあげたいチャッピー。今度の満月の夜にである。チャッピーが魔法使いの服でまゆみの前に現れた。子供みたいな魔法使いのおばあさんと言われるチャッピー。チャッピーは家族に役割分担をふって、まゆみの願いを叶えるつもりだが、みんな乗り気でない。

目覚めると魔法のお城の部屋。まゆみはお姫様になっていた。そこにジュン王子とパパの変身した馬がやってきた。ジュン王子とまゆみ姫のお花畑デートが始まる。チャッピーは魔法のほうきにまゆみを乗せて夜空を飛ぶ。

計画は大成功だ。まゆみの夢物語はこうして幕を閉じる。チャッピーとジュンは満月の下、まゆみを見つめるのだった。

いつもの通りの純粋ストーリー

前回につづき、チャッピーが人間の願いを叶えようと奮闘する。今回は少女の夢。もちろん成功の裏にはハンスト家の協力もあったのだが。魔法使いサリーのスキャットBGMで終わりは笑ってしまった。

1972年6月12日放送

脚本 城山昇
作画監督 木暮輝夫
演出 勝田稔男