ドンちゃんをやっつけようとジュンがイタズラをしかけた。クリーニング配達中のみち子に魔法が当りクリーニングの品物はめちゃめちゃになってしまう。このままではお客に品物を届けることができない。チャッピーは魔法でクリーニングを元通りきれいに治し、配達を手伝うことに。届け先はしず子の住む団地で、魔法で届いたクリーニング品物にしず子は驚く。

チャッピーは二人を叱り、魔法の国に帰すという。チャッピーはママに頼んで人間の服を選んでいた。それを見ていたパパは怪訝な顔。ジュンのイタズラを重く見たパパが突如、本気で魔法の国に引き上げることを言い出した。チャッピーは泣いて反対するが、考えを帰る気のないパパ。ドンちゃんがいなくなった。自分の責任と感じたドンちゃんは家を出たのだ。パパは夕方までにドンちゃんを見つけることができれば魔法の国には帰らないという。チャッピージュンはドンちゃんを探すため、みち子、しず子と共に捜索。

ドンちゃんは町で一平二平と会った。沈んだ顔のドンちゃんを励ます一平二平。ドンちゃんを見た二人組の怪しげな男らは、珍しい動物だと、目をつけた。男らに追われる一平二平とドンちゃんは、オープン前の遊園地に隠れる。男たちは、まだしつこく追いかけてくる。観覧車に乗って男らを撒くが、ついに捕まってしまう。

チャッピーたちが遊園地に着くと、ドンちゃんたちを発見。一平二平とドンちゃんはトラック荷台に拘束されている。チャッピーは魔法で男らの乗ったトラックを操り、みんな助かった。パパと約束した時間が迫っている。ジュンは小鳥に変身して急ぐがついに時間になってしまう。諦めたチャッピーとジュンは約束どおり魔法の国に帰ろうとする。パパは時計の時間をずらしてくれていた。チャッピーは人間世界に留まることができるのだった。

日常ストーリー

いつもによっていつものごとく、ジュンのイタズラから騒動が始まる。それにしてもなぜパパは唐突に魔法の国に帰ろうと考えたのか。無職同然の扱いを受けて人間世界の生活が嫌になったのか?

1972年5月22日放送

脚本 城山昇
作画監督 阿部隆
演出 大谷垣清