近頃、なにかと張り合うようになった、一平とチャッピーの弟ジュン。相撲、、面子、竹馬、コマと次々に勝負をするが勝敗はどちらも譲らずにいた。チャッピーの同級生、かわいい中村しず子ちゃんが目当てなのである。ジュンは次なる決闘のためガンマンになり、拳銃の練習をしていた。チャッピーとの追いかけっこで家の中が水浸しになる。パパとママが買い物から帰ってくると、水が溢れる。

パパはジュンに男なら正々堂々と勝負するよう諭す。ジュンは一平との次の勝負を、大阪までヒッチハイクでどちらが早くゴールできるかに決めた。勝負立会人はドンちゃんだ。その日の夕方、一平は夕飯の時間にコッソリと抜け出しジュンと一緒に高速バスに乗り込んだ。クレーン車に乗るジュン。レッカー車の荷台の車の中に忍び込んだ一平。一平がいなくなったのでチャッピー家にみち子からの連絡が入る。

チャッピーとパパはママに怒られたので、魔法のほうきで二人を追跡する。だが、道中の事故で積まれていた車が落ちてしまった。積まれた車には一平が乗っているのだ。車が一平を乗せたまま高速道路を暴走。それを止めようとジュンも車に飛び移る。チャッピーの魔法であわやというところを大惨事を免れ、ヒッチハイク勝負は引き分けに終わった。一平とジュンは自転車レースで続きをするが、懲りたのか二人はヘトヘトだ。

その頃、立会人のドンちゃんは、大阪までひとり到着していたのだった。……



恋のライバル

一平とジュンがチャッピーのクラスメイト中村しず子を巡って対立するというお話しだが、これ以降そのような気配と設定が出てこない。元々二人はライバル関係だったが、しず子の出番が後々少ないのもある。ちなみに、中村しず子はサリーの春日野すみれに相当するキャラクターだ。


1972年4月24日放送

脚本 辻真先
作画監督 荒木伸吾
演出 佐々木勝利