いつも読んでくださる方も、今日たまたま見つけてくださった方も、
ありがとうございます。
日々の暮らしで感じたことを、のんびり書き残しているブログです。
今回は、今年を振り返りながら、ふと思い出した「言葉と記憶」のお話をしてみようと思います。

今年の朝ドラ「あんぱん」をきっかけに、やなせたかしさんの名前をよく耳にするようになりました。
その名声を耳にするたび、心の奥にそっとしまっていた昔の記憶が、
ゆっくりと呼び起こされるような不思議な感覚がありました。
私が高校生だった頃、部活の仲間や周りの友達の間で「詩とメルヘン」という雑誌を読んでいる子が結構いたんです。
「これは特別な本だ!」と気負って読んでいたわけではないけれど、気づけばいつもそばにあって、何度もページをめくっていました。
今でも家の本棚には、当時のままの姿で何冊か並んでいます。
当時、知り合いが「詩とメルヘン」に作品を載せてもらったことがありました。
学校でも話題になって、掲示板に紹介されていたのをぼんやり覚えています。
でも一方で、それをあまり良く思わない大人がいたことも、なぜか心に残っています。
はっきりとした言葉ではないけれど、少しチクッとするような言い方で、場の空気がしんとした瞬間。
当時はどうしてか分からなかったけれど、今思えば「人によって感じ方や価値観って違うんだな」と、初めて肌で感じた出来事だったのかもしれません。
あの頃に読んだ言葉や詩は、「何かの役に立つから」という理由で覚えていたものではありませんでした。
ただ、そこにあったこと。読んで、何となく心に残ったこと。
本当に、それだけです。
でも、その「それだけ」のことが、何十年も経った今、こうして温かな思い出として戻ってきてくれました。
勉強して得た知識というよりも、日々の暮らしの中で少しずつ心に積もっていった、大切な宝物だったのだなと感じています。
今年一年を振り返ってみて、正解や結果を求めるよりも「自分の中に何が残っているか」を大事にしたいな、と思うようになりました。
本棚の「詩とメルヘン」のように、静かだけれど、ずっと消えないものを。
そんなことを考えながら、ゆっくりと年越しを迎えようとしています。
🍵 今年も最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。
どうぞ暖かくして、穏やかな年末をお過ごしくださいね。













