🌼ようこそ
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ありがとうございます。
今回は、20代のころ盛岡でバイトしていた喫茶店「せぴあ」での、

ちょっとした思い出話です。

 


 

昔、盛岡の喫茶店でバイトしてたことがあるんです。
20代のころ。まだ学生で、ちょっと背伸びしながら働いてた時期でした。

 

そのお店、「せぴあ」っていう名前で、木のテーブルがあって、
深めのイスが並んだ落ち着いた雰囲気の喫茶店でした。
朝は常連さんがコーヒーを飲みながら新聞を読むような、そんな静かな空間。
いま思えば、けっこういいお店だったなぁって思います。

 

朝の開店準備では、鍵を持っている先輩がいつもお店を開けてくれていて、
私はそのあとに店内へ入る流れでした。

 

でもある日、時間になっても先輩が来ない。

 

盛岡の冬の朝って、本当に寒いんです。
吐く息は白く、足先はジンジン。
連絡する術もなくて、
店の前で手をこすりながら、ただじっと待ってました。

 

やっと先輩が来たのは、だいぶ経ってから。
「お待たせ~」なんて軽い感じで鍵を開けてくれたけど、
タイムカードを押したときには、しっかり“遅刻”の時間でした。

 

 

その月の終わり、本部にお給料をもらいに行ったとき。
渡された封筒の中身を見ていたら、
「遅刻してたぶん、ちょっと引いてるからね~」と、ひとこと。

 

……いや、それ、私のせいじゃないですよね?

 

今だったら「先輩が来なかったんですけど」って、
ちゃんと事情を説明できたかもしれない。

 

でもあのころは、何も言えなかったんです。
「そういうものなのかな」って思って、
ただ「はい…」とうなずくだけ。

 

今でもふと、冬の朝の寒さと一緒に思い出す、小さなモヤモヤ。
あのときの自分に言ってあげたいなぁ。
「何も悪くなかったよ、よくがんばってたよ」って。

 

🌼 若いころ、うまく言えなかったことってずっと残るんですよね。
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