🕊 ようこそ
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ありがとうございます。
暮らしの中で感じたことを、気ままに綴るブログです。
今回は、盛岡で暮らしていた頃の懐かしい思い出のお話です。
盛岡の佐々木電機が倒産していたなんて
ある方のブログで、盛岡にあった「佐々木電機」が倒産していたと知り、
思わず目が止まりました。
「えっ、あのお店が?」と声が出てしまうほどの驚き。
というのも——
当時、私は実家のある盛岡に住んでいたからです。
あの店でレコードやコンサートのチケットをよく買った記憶があり、
そのたびに思い出す出来事がひとつあります。
街角で歌っていた三人組は、アルフィー
ある日、佐々木電機の前を歩いていると、
三人組のフォークグループが歌っていました。
レコード販売の宣伝だったのかもしれません。
その姿を見た瞬間、
「あ、テレビで無言劇を歌っていたアルフィーだ」とすぐ気づきました。
すでにテレビに出始めていたので、見覚えがあったのです。
三人のうちのひとりのギターについた小さなマスコットだけは、今でも鮮明に思い出せます。
数年後、「メリーアン」で大躍進
それから数年後。
彼らは「メリーアン」で大ブレイク。
フォークからロックへと大胆に路線変更した姿に、テレビの前で
「えっ、アルフィー!?」
と心の中がざわついたのを覚えています。
でも同時に、時代の勢いのようなものも感じられて、なんだか胸が熱くなりました。
「メリーアン」が大ブレイクし、世間が彼らの話題で持ちきりだった頃、
ファンの友達に誘われて、ついに彼らのライブに行くことになりました。
あの盛岡の街角の電気屋の前で、一生懸命歌っていた彼らが、
今やこんな大きな会場を満員にするほどの人気を得ている。
その事実を目の当たりにし、「ここまでになるなんて」と、
なんとも言えない感慨深い気持ちになりました。
ステージの眩い光の中で力強く歌う彼らの姿は、
あの日の小さなストリートライブの記憶と重なり、胸に迫るものがありました。
1984年の全国ツアーでした


青森に住んでいたので青森文化会館で見ました

思い出の場所が消えてしまう寂しさと、温かさ
佐々木電機の倒産を知って、あの店先で歌っていた三人の姿が
ふっとよみがえりました。 盛岡で暮らした時間の中に刻まれていた、
小さな、けれど大切な思い出。
お店はなくなってしまっても、そこでの風景は今でも心の中に静かに、
温かく残っています。