無念の幕引き。
1-1で迎えた第3セット。最初のポイントを3連続で奪われたところで、左腹筋の痛みが限界にきた。
「勝てるチャンスもあった。正直、悔しい」と錦織は唇をかんだ。
1回戦で途中棄権した17日のノッティンガム・オープンの予選から痛みがあったという。「ただの筋肉痛だと思っていた」。検査で、同個所の筋肉に約2センチの裂傷が見つかった。
サーブが思い切り打てなかったというから、芝コートでの戦いでは致命的。ただ、ストローク戦は世界ランク53位のジケルに負けていなかった。スライス系や回転を利かせたショットなど球種を織り交ぜ、積極的に攻めた。第1セットを奪い、万全でない状態で第2セットも最後まで渡り合った。「50位の選手にも勝てるんじゃないかというのが得られた。ウィンブルドンは一番大きな大会だから、(他の)ツアー大会なら自分の力を出せると思う」
同じようなけがは2年前にも経験している。「体幹(胴体)を鍛えるように言われました」。4大大会初舞台で味わった苦い思いと少なくない収穫は、伸び盛りの18歳を飛躍させるはずだ。(ウィンブルドン時事)
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