東京も緊急事態宣言が延長とのことで、
絶賛自粛モードであろう中、
「本屋さん行ったよ〜!」
とご連絡を下さる皆様、、、
本当にありがとうございます。
実は、こんなご時世に「(わざわざ外出して)本屋さんに行って欲しい」とお伝えしているのには理由があって、、、、
自分が実際に書店に行けないので出版の実感が湧かず、「代わりに行って来て欲しい」というのもあるのですが、
一番大きな理由は、
育てて頂いた「街の本屋さん」の売り上げを上げたいからです。
だって、
Amazonさんは、
絶対に大丈夫なんですもの。
私たちが今日、数冊の本をAmazonで買う代わりに書店で買ったからって、
Amazonさんは、
全く問題なしなんです。
でも街の本屋さんはそうはいきません。
移住したばかりの頃、ロサンゼルスにあった日系の本屋さんは、
大型店だけで少なくとも4店舗クローズしてしまいました。
人生を変えるような日本語の本と、本屋さんで「偶然出会う」という経験がもうできなくなることはとても悲しいことでした。
また少し違う話ですが、私は結構お財布の紐きつめな家で三人兄弟の末っ子として育ちました。
親におもちゃを買ってもらえるのは、お誕生日とクリスマス(おい、2つ目は親じゃなくてサンタさんだよね)くらいで、
お洋服は2歳上のお姉ちゃんからのお下がりも多く、
たまにお姉ちゃんとお揃いのお洋服が小さくなった時とか、
お姉ちゃんが着てた分(繰り返しますがお揃い)が回って来るので
見た目、結構ずっと一緒だよ。
ってなこともありました。
でもそんなお財布の紐きつめな我が家でさえ、「この本が欲しい」と言って親に買ってもらえなかったことはなかったのです。
図書館で済まされることはあったかもだけど、でも本ならクリスマスやお誕生日とかでなくても、基本的にいつでも買ってもらえました。
当時、私の大好きな桃井かおりさんのご両親は、近所の書店とツケ払い契約をしていて、桃井家の子供たちは自由に書店から本を持って帰れるという都市伝説があって(これ、本当なのかなー?)
「そこまでは行かないけどうちも結構本に関してだけは贅沢させてもらってるよなー」と子供ながらに思っていました。
おもちゃを滅多に買ってくれない親が、言えば何でも買ってくれるという理由でも、
子供の頃から本屋さんが大好きでした。
そんな街の本屋さんが減ってしまうのは悲しすぎる。
私は、
可能な限り、
本は本屋さんで買いたいと思っています。
「フラっと立ち寄った本屋で出会った一冊が視野を広げてくれた」みたいな経験を娘にもして欲しいと願っています。
ちなみに、ロックダウン後のロサンゼルスでは、家の近所の本屋さんが列を作っております。
みんな、
本、読みたいよね。
手に取って、選びたいよね。
そうは言っても、ここはアメリカ。
日本語の本を買う/買ってもらうにはAmazonしかない!と思っていたら、
なんとなんと
私の本を
サンタモニカの紀伊國屋さんに、
置いて頂けることになりました。
紀伊國屋サンタモニカ店
(ミツワさんの入り口右手です)
Kinokuniya Santa Monica
3760 S Centinela Ave, Los Angeles, CA 90066
めちゃくちゃ嬉しいです。
どうか、皆様😭!応援の一票と思って紀伊國屋さんで一冊ご購入頂けたら泣いて喜びます!!!
真面目な話、現在ご購入頂いた方々に全力でお礼をさせて頂いているので、是非ご一報下さい。