たくさんの方にシェアいただき、たくさんの方から様々なご協力をいただける連絡がありました。

9月末から先週までは、資金調達の目途が立たずどんよりとした気持ちでいたので久々に落ち着いた気持ちでいます。

 

有難いことに沢山の方に関心を示していただいたと同時に質問も寄せられました。

一般的なフリースクールとは全く違うので、ご協力いただく方にも「こんなのと思ってなかった!」という考えの不一致を避けたく、今後関わる人が増えたとしても運営のメインを担うのは私なのでお金が動く前にすり合わせをしておきたいな、と。

 

 

Q.返済はいつ?

 

A.永住権なしで申し込むことができるローン1つが審査中で、ビジネスローンも決まれば来月内に資金調達できること、私自身も来月から出稼ぎに出るので、早い場合(少額の方かな?)で年内です。下りると確約はされていませんが、永住権は早くて来月おそくて年内の取得予定で、そこから資金調達を考えると遅くとも2024年内には返済できると想定しています。

最悪、永住権が下りなかったとしても返済の見通しがつくまで出稼ぎを続けるので、数年の内には、と考えています。

 

 

Q.法人にはしないの?事業の主体は家族?

 

A.法人については、不勉強でこれから考えること/決めることが山積みではあるのですが、利益を出さない団体は考えていないです。

というのも、子どもが一番身近に社会を感じる場所になるので、生計を立てつつきちんとビジネスとしても成り立たせた上での場所(でもできれば子どもからはあまりお金を取らずに運営したい)であることが、これから子どもが出て行く社会や就業先に近い状態にできるのかなぁと考えているためです。

子どもに「公的なお金を注ぎこまなくても成り立つんだ!」ということを示すロールモデルになりたいな、と。

慈善事業っぽいけれど、きちんとペイできている組織にしたいので、それができるのはやはり株式会社?なのかなぁ、と。

事業の主体は私で夫は会社員のまま。

私で手が回らなくなってきた場合にはスポットでアルバイトやインターンを雇うが現実的な今後の展開です。

無償のボランティアもできるだけなし、人に手伝ってもらうのなら有償もしくは対価が基本と思っています。

 

 

Q.何人くらいの利用を想定していますか?

 

A.常にいるのは1-2人ほどと考えています。

根拠はありませんが、強いてあげるなら近隣で商売のかたわら居場所を提供していた方の元に通っていたのが1人、これまでに私がみた子で通いそうだった子が1人というくらいです。 

また、学校まで来てもそこから中に入れない子がいる話や心の準備ができてから遅刻して行く(お母さんも遅刻して出勤もしくは休む)話を聞くので、そういった子の居場所となる方が多いのでは?と想定しています。 

そして、不登校児に限らず広く門戸が開いている場所にしたいので、月賦もしくは年会費制で備品/設備は基本的に何でも使ってよし。

飲み物食べ物は持ち込み(ボトルキープ)、お湯くらいは用意するよ。

販売に必要な免許があれば、惣菜や加工品も勝手に売ってください。

 風呂も洗濯機もお好きにどうぞ。

夏はエアコンで涼みましょ??

という感じで、第二の家みたいな、帰って「何だか寂しいな、、」と感じられる場所になったらな、と。

 

 

Q.学校から離れている方が不登校の子どもは通いやすいケースもあるのでは?

 

A.学校から離れた場所の方が、というのであれば隣町に放課後デイ前に居場所として提供している事業者があるため、そちらを利用して欲しいです。

また、我が家は夫が車の免許を持っていないので街中にしか住めず、街中となるとそもそもの町が小さいので、学校から徒歩15分圏内の場所、ということになります。

私自身が「子どものために身を削って、、!」とは思っておらず、腹を減らせた子がいたら全部あげるというよりは「ねぇ、私もお腹空いてるから分けようよ!」みたいな。

「できる範囲で無理なく、私は良くても家族は嫌な場合があるから丁度いい妥協点を探って、でもついでに誰かの役に立てたら嬉しい!!んで、それを家族も嬉しいと思ってくれたら感激!!」という感じです。

 

 

 

Q.入札できたとしてもその後の資金が大変では?

 

A.フリースクールをメインに持って来ず、直売所(厳密に言うと違う)のかたわらに居場所という感じです。

居場所の捉えとして、近所のお年寄りが買い物ついでにちょっとお茶飲みにきたり、ひっそりとした図書館で勉強するには息が詰まる学生がいたり、学校に行かないけれど家にいるのも...な子どもがいたり、という感じです。

ですので、普通のフリースクールのように通年で毎日「子どもに勉強教えます!カリキュラム用意します!!」という子どもへのアクションは考えていません。

仕事の合間に「勉強教えてー!!!」となれば教えますが、忙しければ「ごめん、後で!!」となる。

 ただ、農繁期の7ー9月が終われば、時間にゆとりができるのでその期間に子どもに重きを置いた寺子屋のようなことや人を繋ぐ催しができたら、と考えています。

慈善事業にする気はなく、今後子どもが生きる社会や会社組織に近い状態にしたい、できるだけ公的な援助を受けずに運営したい、NPOも考えていないです。

今のところは私しか仕事として働く人はいないので、居場所として通年で開放しつつ、八百屋の仕事の合間にという考えです。

内装費用は取り敢えず問題があれば水周りのみ直し、雪の重さで壊れてしまった屋根の修繕(これは余裕ができたらでも大丈夫そう)のみで、特にそれ以上の玩具や教材/教具を買うなどは考えていません。

 

フリースクールをメインに持ってこない理由は、ペイできないためです。はなからビジネスとして成り立たないことは子どもがこれから出る今の日本の実態にそぐわない(大多数の子どもは公的資金頼りの組織に勤めないと思う)ので、ビジネスとして成り立たせるために、フリースクールでない部分で利益を上げつつフリースクールを運営する、という組織にしたいです。

 

週明けには、宿題として持ち帰った今年の現在の収支状況と事業計画書を持って公庫へ相談にいきます。

たくさんの方から立替分の資金の申し出をいただき、来月頭には急遽出稼ぎも決まったので、お金に困ることはなさそうです!