開業2年目、2回目の夏。
手相鑑定、浴衣誂え、デザイン、バイヤー、八百屋、講師、教員、販売員、翻訳、ライターなどなど色々やってはいるけれど。
メインの収入源は八百屋。
春のアスパラから始まり、メロン、スイカ、スイートコーン、夏アスパラ、気まぐれで果樹・ジャガイモ・玉葱・南瓜、そして通年の米。
1年目の夏に、紹介からスイカ農家さんと繋がって。
子どもの水疱瘡でパートを休まざるを得なくなり。
思わぬ時間ができてしまったから「じゃあ売ってみるか!」とスイカ屋さん。
軽いノリだったのに、出会ったヒトもモノも良かったのが影響して大繁盛。
朝晩と合わせて平均して30箱くらい、多くて50箱と出荷する日々。
休みが終われば、3つのパート掛け持ちでスイカ屋と兼業になってしまい毎日徹夜。
仕入れて梱包して送るだけではなくて。
仕入れたら作業部屋に運び入れなきゃいけないし。
値段を決めるために計量していた。
段ボールや新聞紙をかき集め、途中から資材はリサイクルではなく買う物になり。
「割れていた」「棚落ち(熟しすぎ)していた」の対応で連絡を取ったり、伝票を書いたりもして。
最終的には、我が家の暮らしが回らなくなってアルバイトを雇った。
熱烈な問い合わせの多さから、市内を探し回って秋スイカをやる農家さんを見つけ、再販決定。
軽いノリだったのに、急に無我夢中で全力疾走することになって振り返ればめちゃくちゃ売れていた。
これが、開業1年目の夏。
1年目を教訓にあれこれ対策をして挑んだ2年目の今年。
まぁ、値上げしたのもあるけれど動きが鈍い。
スイートコーン、メロン、夏アスパラも併売していて、パラパラと動くものの去年程の勢いはない。
「去年はコロナで缶詰だった分、今年は多少出歩けるからお金の使い道が変わったからかな」と思っていたけれど。
郵便局で直売している農家さんと鉢合わせすることが増えて、「あぁ、ライバルが増えたのかぁ」って気が付いた。
サイト内でサーチをかけてみると、「こんなんで農家さんに儲けあるの!?」な価格設定。
メルカリが主な販路だけれど、中には「これはあの農家さんだろうな」って予測できる出品者もいて、私よりも少し安い設定。
恐らく、向こうも私に気づいてる。
だって私は顔出ししてるし、名前も本名にちなんでいるしね。
だもんで、私が最高値。
そりゃそうだ、だって私は中間業者だからどうしたってマージンはかかるし、農家さんよりも資材代は高い。
もちろん、ハネ品だろうと何だろうと農家さんから買い取っている以上は原価割れ価格はつけられない。
でもさ。
そもそも、味がいい。
糖度が高い。
他の出品者と比べると高いから、少し考えはしたけれど。
この品質をスーパーで買うのを考えると、産直/送料込みであればめちゃくちゃコスパがいい。
だから、彼らに合わせて値段を下げることはしなかった。
去年の教訓で『薄利多売』はやめるって決めたから。
その分、いいモノをよりいい状態でお届けできるように私の暮らしを大切にした。
...ら、結局去年よりも売り上げが伸びた。
売り上げもだけど、もちろん利益も。
自分の手でどうにかできる販売数になったし、売れた分を入荷することでより鮮度のいい状態で送り出せたから、熟れ原因の再送が激減した。
結果、ちゃんと『八百屋』と名乗れるくらい、生計が立つくらいになった。
余談だけれど。
農家の嫁の会合があるらしく。
そこで、私と取引のある農家さんが私のことについて色々と言われ、アドバイスされたらしい。
「ちゃま村って知ってる?」
すげぇ、、、この小さな町の中でメルカリ業者の私が話題になってるー(・∀・)
「あの人の出品物ってあなたの家のじゃない?」
どうやって突き止めたんだろ、、このメルカリポリス。。笑
「転売されて嫌じゃない?」
いやいや、私と取引する農家さんにはちゃんと「メルカリその他で売りますよ!」って言ってるし。
facebookで繋がっていれば値段もばれてるし。
「私だったら言っちゃうなー」
え?何を?
もしかして「売るのやめて」って?
いやいや、だからちゃんと申告してるし。
んでもって、値切ることなく買う時はちゃんと農家さんの言い値で買っとるわ。
「他の人よりも高くしていい」って言ってるし、実際に他より高くつけられることもあるのを普通に買ってますけど(・∀・)
そもそもさ、あんたの家は全部自分らの手で全てを売ってる直売なのかい?
JAに出荷してないわけ?
JAでピンキリの品を一緒くたにされて、輸送と仲介業者コスト上乗せされて色んなスーパーに出されて、さらに小売り企業自体の利益に加えて地代家賃や加工をする青果スタッフや陳列の店舗スタッフやレジ打ちキャッシャーの人件費まかなうために上乗せされてるの知ってて言ってるわけ?(・∀・)?
ってか、それを私に言うならJA出荷もやめれば?笑
ま、あんたんとこと頼まれても取引しないけどな(・∀・)
ブログにアンチが現れてコメントとかで嫌がらせされるの嫌だなぁ...って思ってたけど。
まさか、リアルなしかもこの村のような(だからこそ?)小さな町でメルカリパトローラーに捕まるともアンチが出現して私のことをあれこれ言ってるとも思わなんだ。
あんなに憂鬱だったアンチの出現だけれど、思いのほかなんともなかったわ(・∀・)