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『絵のない絵本』
アンデルセン 訳:矢崎源九郎
「さあ,私の話すことを,絵におかきなさい」「そうすれば,きっと,とてもきれいな絵本ができますよ」
と,月が絵描きに呼びかけてきた。
それから月が毎晩青年に語りかけ,それを書き留めるという流れの短編集。
世界中を見て回った月の語りかけのため,いろんな時代や舞台が背景となる。月がみた世の中で語りかける時間も基本的には月が出る時間だから,場面は夜か或いは明け方。
静かで何か美しい(時にさみしい)情景が頭に描かれる物語だった。
個人的には,第八夜の月が姿を現さなかった晩の話がすてきだったのと(たぶん酔った状態でお風呂で読んでたからとろんとした),第二十二夜の小さな女の子とお人形の話(なんとなく)。
100頁くらいしかない薄~い文庫だから,昨日のバスタイムから読み始めてもう読み終わっちゃった。

