それでも、不幸中の幸いだったのは
我が家はドライバーが私ではなく、愛妻
であったことです。
「粟又の滝」から、駐車場まで少し
距離がありました。愛妻が「車を持って
くるから、ここに座って待っていて」と、
バス停を指してくれたので、
「茶々丸くん」&「ひめちゃん」のふたり
と一緒にこのバス停に座って、愛車が
到着するのを待ってました。
「茶々丸お兄ちゃん」も「ひめちゃん」も
父の大ピンチが判るみたいで、とても大人
しく待ってくれて、助かりました。
そうこうしている間に、愛妻が運転する
愛車が到着しました。
苔にコケたものですから、スボンなどは
びしょびしょに濡れてしまいましたので
痛い手をかばいながら、車の中で急いで
着替えました。
車中で少し落ち着き、とにかく病院を
どうするか？悩みどころでしたが、手術
が必要になると、家の近くが良いので、
愛妻のnobちゃんに、車の運転を頑張って
貰うことをお願いして、さっき来た道を
引き返し、自宅に戻る事にしました。
帰りの車中で私がひたすら願ったことは、
「神様、帰り高速が渋滞しません様に」
ということでした。
おかげ様で、帰りの高速道路の渋滞もなく
14時半前に、自宅に帰り着きました。
「茶々丸くん」&「ひめちゃん」のふたり
とても良い子にしてくれていて、助かり
ました。ふたり共おしっこをさせてから
一度、ゲージに入って貰って、今度は
私の怪我の治療をどうするか？です。
これからの一連の行動は、愛妻のnob
ちゃんが全てしてくれました。
まず、
掛かり付けの第三次救急指定に
なっている都立墨東病院に電話してみたら
「整形の先生が居ない」とか、これからだと2時間待ちなどと
全然らちがあきません。自宅近くで
これから診て貰える整形外科を紹介して
貰い、「高石整形外科」に電話してみると
「3時までこれますか？先生診て下さいますから」と、嬉しいお言葉を頂戴し、
私は大きめなバスタオルを三角巾の代わり
に首に巻いて、出発準備完了です。
ゆっくりマンションの1階まで歩き、タクシーに乗り、走ること10分ちょっとで
病院に到着しました。
いつもの通り、病院のお決まりです。
初診表の記入です。片手しか使えないので
愛妻のnobちゃんが、全部記入してくれました。多謝・多謝でございます。
しばらくして、名前を呼ばれて診察室にはいりました。
先生に左手首を差し出して、
「折れてますょね?」と、私が聞くと、
間髪入れずに先生が、「うん、見事に
折れているね」と回答して下さいました。
先生が、「一応、レントゲンを撮りましょう」ということになり、レントゲン室に
移動し、レントゲン撮影をしました。現像
が終わり、再び、先生に呼ばれ診察室に
入りました。
現像されたレントゲンをシャーカステン
に置いて丁寧に説明して下さいました。
「判りますか？ここが骨折箇所です。
利き手は右手ですょね？」と、訪ねた後
少し沈黙の後、「貴方が60歳、70歳の
おじいちゃんなら、これから少し引張った
後、ギブスを巻いて固定してしまうんだけ
ど、若いからちゃんと手術を受けて、きちんと治そう」と言って下さいました。
ありがたい先生です。
(見ずらいですが、レントゲン写真です）
てっきり、これから手術かと思っていたら
「当院では手術出来ないので、紹介状を書きます。後日、そちらの病院で手術を受けて下さい」との事。しかし、先生曰く
「今、お盆休み中だから、手術出来る整形
の先生が少ないだろうから、手術は少し
後になるかもしれませんょ」との事でした。（次の日以降、先生のこのお言葉が
身に染みることになりました）。
最後に、先生がこの後の経過が良くなる
ように、少し痛いけど我慢して貰おうと
いうことで、看護師さんに押さえつけられ
先生が左手首を伸ばそうとするので、
痛いのを良く知っている僕は、
「先生、ちょっと待って」と言い、三角巾
代わりに使っていたバスタオルを口に噛んで痛みを我慢する態勢の準備です。
「それじゃいくょ」と先生、気持ち的には
「止めて先生」なんだけで、そういい訳
にはいかなく、私の呻き声が診察室に充満した次第です。
その後、ギブスシーレ（所謂、ギブスの半分の支えるもの）を包帯で固定して
本日の痛い痛い診察は完了となりました。
治療後の痛々しい私
この治療を受けている間、愛妻のnob
ちゃんは、次の日、土曜日、都立墨東病院の整形外科外来の予約を取ってくれてました。
本日撮影したレントゲンフィルムをお借り
して、紹介状もいただいて、タクシー
で家まで帰りました。