



花は何ゆえに美しいのだろう。
まずは寡黙なゆえ。
花は黙って咲いている。
己の美しさを自慢することもなく、誇示することもなく、
慎ましやかに寡黙に咲いている。
もし、花が人間の美人のように喋ったら、
可愛い花をいつまでも眺めていることが出来るかな…?
美しい人間の花を手元に摘んでみると
その棘に怪我してしまうこともある。
『美しい花には棘がある。』
なんて誰かうまいこと言ったけれど
男たるものそのくらいの覚悟がなけりゃ
美しい花は手に入らない。
美しい花の色。
花には元来のその花の色というものがあるが、
今は品種改良などでいろんな色が生まれて、
どれがその花の本当の色か、分からないものまである。
人間の美人も化粧美人や整形美人が増えてきて、
本当の美しさは分からないことがある。
だが年を取るとその元来の美しさが見えてくる。
若いとき分からなかった女性の本当の美しさ。
年を取って、いいことはそれくらいだろうか。
美しき花は、
道端、草むら、軒先に、一輪可愛く咲く花。
その花ひとつで周りが明るく、のどかな雰囲気になる。
こんな下世話なところに咲いたのに、
美しい花はその周りに汚されることなく
より美しく咲いてみせる。
たくさんの花はいらないから、
いつまでも一輪の美しい花が
オイラのそばに咲いて欲しい。
なんちゃったって…。
このジジイ
何をのたまっとるか‥
ボケやなぁ‥笑


