先日、河合寛治郎の作品に出会い、
以来、ずっと沈みがちだった気持ちが少しupしています。
文化勲章や人間国宝などの権威には全く関心がなく、生涯、一陶工としてあるがままの自分を貫いて、多くの陶芸作品や木彫を残しました。
作品は、生命力がみなぎっていて、躍動感にあふれていて
色彩が美しく、形も自由闊達で
ひとことで言えばまさに"喜び”そのもの。
”美は喜び”と自らも言っています。
アートとは、苦しみから生まれたものも
きっと胸を打つものがあると思いますが、
喜びから生まれたものは、見る人にそれが感染するようです。
作品の中で特に印象に残ったのは、親子とも、夫婦ともとれるような大きさの違うふたつの形が寄り添っているようにも、繋がっているようにも見えるもの(花瓶だったり、動物だったり)や
祈るような手の形をした木彫りのオブジェ、その手は一人の人の両手のようでもあり、二人の人が手と手を合わせているようにも見えます。
やさしい気持ちになりました。
柳宗悦、濱田庄司らと共に民藝運動を推し進めたことも興味深々。
また、河合寛次郎はことばを大切にして、多くの書や文章も残しています。以下にその中のいくつかを紹介いたしましょう。
『暮らしが仕事、仕事が暮らし』
美しい仕事、正しい仕事は、美しい暮らし、正しい暮らしから生まれてくる、と考えており、ふたつは切り離せるものではない。
『新しい自分が見たいのだ』
私は木の中にもいる、鉄の中にも、人の中にもいる。始終、出してくれという、私はそれを彫りだしたい、新しい自分を見たいのだ。
次回の『自死遺族の集い 星めぐりのうた』は、
以下の日程で開催いたします。
日時: 2月11日(日) PM2:00~4:00
場所: ル・シーニュ 京王線府中駅南口直結
6F 第6会議室A
(詳細は下記HPよりご確認ください。)
HP
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直接の参加ももちろんOKです。
どうぞよろしくお願いいたします。