こんばんは!




30年ほど前の話です。
私は官公庁系でバイトをしていました。
男性9割のおばはん0.8割の職場で
アラサーの私でもけっこう姫扱いでした。
いい時代でしたねぇ~(  ̄▽ ̄)
私は場違いなイケイケの
ファッションでしたが中身は地味です。


















その時の同じ課の隣の席に
職員の19才の女の子がいました。
帰り際にリップクリームを
ぬりぬりするだけのノーメイクで
昭和を思わせるファッションでした。
控えめなフリルのブラウスをきっちり
ボタンをしめ膝丈のスカートといった
私が長い人生でも着たことがない
チョー地味なスタイルでした。
もちろんそのファッションが似合う
地味な容貌で町子と呼びます。
















ちっこくてやせっぽっち
うぶを通り越して
小学生のような感じでしたが
同じ職場に彼氏がいました。
彼氏はジャニーズ系のいい男で
まだ19才と24才なのに婚約していました。








えっ?あの子が彼氏?全然似合わんやん!









そうなんですよ~。
昔の官公庁系は男性ばかりの職場で
女性が少ないので女性はモテモテでした。
結婚を狙ってバイトに来る女性も
多かったくらいです。
実際公務員を射止めて結婚退職する
バイト女性もかなりいました。






3時のおやつタイムに
小学生町子をちょっとからかって
赤面させてやろうと思っちゃったんですね。


私「彼氏とどのくらい遊んでるの?」

町「毎日です。
  彼氏の車で通勤しているんです。」

私「えっ?じゃ行きも帰りも一緒?」


どういう成り行きでそんな話になったのかは
町子の返事の衝撃で忘れましたが
もしかしたらまだ処女というのも
全然あり得えましたので興味津々なことを
軽い感じを装って聞いてみました。





私「ふたりとも実家暮らしじゃ
  ホテル代大変でしょ?👿」






大人の女のちょっとイジワルな質問。フフン🎵








町「いえ。帰りに車でしてます。」









ん?













今…なんて言った?
日本語だった?
しばらく言葉の意味がわかりませんでした。
「ベントラ~ベントラ~」って言った?
UFO呼び出す言葉だっけ?







(〃 ̄ー ̄〃)んーと?車?





(@_@)えーっと?してる?





!!(゜ロ゜ノ)ノえっ?








ウソでしょーーーーーー!毎日カー◯◯◯?






からかったつもりの
見た目イケイケ女の私が赤面
真っ赤になってドギマギして
狼狽えるというとんでもない展開でした。
カー◯◯◯をするなんて
絶対に考えられない子なのです。
地球崩壊並みのありえなさ!
職場のおっさんたちも軽い下ネタでさえ
町子の前では口にしません。







汚しちゃいけない子供のように接してました。







ところが
ある日職場で飲み会があり
私はいつもよりもド派手に行きました。
町子はいつも通りの昭和ファッションで
食事~飲み会~カラオケと流れての
帰りの電車のホームで
ベンチに座ってしゃべっていました。
突然他の課の顔見知りらしい酔った若い男が
町子の肩を抱き耳元で何か話しかけ
町子はにやにやと笑い男に顔を寄せてます。









顔から体から全て変わっていました。
なんかぐにゃというかだらっというか
全く別人になってしまっています。
だれ?アンタ?
インマー淫魔という言葉が浮かびました。
淫魔って本当にいるんだと……













ヤバイ
じゃん!








そんなに親しくしていたわけじゃないですが
彼氏にバレたらどうするんだと
自分のことのように苦しくなりました。
彼氏が同僚にチクられたら彼氏は
どんな気持ちになるのだろうと苦しいし…
少し離れた場所に先輩と行き
町子を呼んだけど聞こえない?みたいです。
もっと大声で呼んだら
この世の生き物とは思えない
色っぽい流し目でチラッと見たきりです。
男とふたり電車に乗って消えました。









ウソ
でしょー!












続きまーす!







「千祓の祈願 五百三十回」

とほかみ えみため
はらいたまえ きよめたまえ

悪いモノに憑かれることの一番の怖さは
自分じゃなくなるということです。
みんな幸せになりたいのに
自分の幸せを自分で壊してしまうのですから
こんなに理不尽なことありません!