こんばんは!





旦「おれ今度
結婚するから
離婚して!」


トクちゃん「·········」


言うまでもなく
旦那さんはトクちゃんと結婚しています。
この場面も考えられませんが
この後の方が私は理解出来ませんでした。


の続きです。




この話を聞いたほとんど全員が
同じ突っ込みをしました。








お前結婚してるやんけ!






職場の3才年上の女性と付き合い
「彼女にとって
おれは初めての男
だったんだ。
幸せにしてやりたいんだ。」
と土下座をしてトクちゃんに
お願いしたんだそうです。












てめぇー!








トクちゃんだって
お前が初めての
男だったよね?
幸せにしてないじゃんか!



トクちゃんはふたりの子供を連れて
相手の女性に会いに行きました。
「旦那がこんなことを言っているけど
あなたはどう考えているのでしょうか?」
と冷静に話し合うつもりでした。
でも女性は驚愕の表情で言いました。





「ちょっと待って下さい!
私は彼と結婚なんてありえません!
付き合ってもいませんよ!
何かあったとしても間違いです!」





旦那は彼女のその言葉を聞いて
トクちゃんでさえ憐れに思うほど
落ち込んでいたそうです。
もうさぁこのバカ旦那
どうしょうもないじゃん。
バカバカしい。
さっさと離婚しちゃいなよ!






トク「離婚はしないわ。」






げっウソ!





なんでこんなことしたヤツと?
自分の立場も考えず無責任だし
見た目だってこんなんなのに!










30才前半でしたかね~?
私は未婚でしたから
こんな不実な男と一緒に暮らしていくと
いうトクちゃんを全く理解出来ず
またまた疎遠になりました。





それから5~6年後に
トクちゃんはバカ旦那と離婚しました。
仕事が上手くいかずに
あちこちから借金をして
小学校帰りの子供たちにまで
借金取りが名刺を渡してくるような
状態になってしまっていました。





どうしょうもなくなって
細々と食品店を営んでいた
トクちゃんの父親と弟が肩代わりして
返済しそれを条件になのか
トクちゃんは子供と実家に戻りました。














だからあの時
離婚しておけば良かったのにと
思ったけど言えませんでした。
トクちゃんはトクちゃんなりに
子供のことや生活のことを考えて
離婚しなかったのでしょうから
責めるようなことは言えません!







子供ふたりと実家にいても
落ち着けないので働くために
ハローワークに1ヶ月も通っているのに
なかなか仕事がみつからないと
連絡が来ました。
占いを仕事にしていない頃だけど
シャーマンの言うことは当たると
言われている頃でした。
一緒にハローワークに行って
30分くらいで官公庁関係の
掘り出し物のパート仕事を
見つけてやりました。
専業主婦だったのでブランクが長いし
とりあえず足慣らしで良いと思いました。









トクちゃん
「私だってもう一花
咲かせたいわ!」





私「一花どころか二花も十花も
咲かせなよ!
男がいっぱいの職場だし
まだまだこれからだって!」
ふたりでご飯食べて帰りました。










仕事の初日にどんな感じかを
報告して来ました。
良い感じの第二人生のスタートでした。
ところがその後共通の友だちに
「シャーマンに連絡してって伝えて」
と伝言するようになりました。
いやいやもちろん無視ですよ。
用件がある方が連絡するというのが
鉄則でしょう?






トクちゃんはかまってちゃんでした。
まして子供抱えての離婚という状況的に
より強くかまって欲しがりました。
私は世話焼きのように思われますが
「気が付いちゃったら仕方ないので
とことんやる」というスタンスです。
わざわざ厄介に関わる気はありません。






私は昔々から友だちに自分から
連絡することはほとんどありませんでした。
やっぱり性分なのでしょうが
まず連絡しませんね~。
向こうが連絡して来なければそれまでです。
永遠にお別れで構わないです。






それは占い師を始めても変わらず
お客さんお得意さんにも
連絡することは絶対にないので
連絡先はひとりも知りません。
人形などを私に送ってくる時に
送付人として連絡先が記してありますが
記録したことも記憶したこともありません。





そんなわけで
またもや疎遠に
なりました。



何年たったのですかね~?
次にトクちゃんの話を聞いたのは
急死の報告でした。






急死?


続きまーす。

「千祓の祈願 三百五十七回」

とほかみ えみため
はらいたまえ きよめたまえ

私の信じる神さまは遠くで
鎮座していらっしゃるだけではありません。
「同行二人」という言葉が輝きます。
ひとりでいてもひとりじゃないのです。
いつも神さまが見守っていて下さいますよ。
気が付いて下さい。