こんばんは!



えーっ!




ウソ
でしょー!




の続きです。







私に「これまで通り」に接するようにと
はんば強要したくせに
「家を出る」ってどういうことよー!





こんな顔の私に向かって
奥さんは私を見ないように続けます。











奥「シャーマンのお父さんの持ってる
アパートを借りることにしたの。」













奥「シャーマンのお父さんは
礼金敷金も要らないって。
家賃も五万でいいって言ってくれたの。」













奥「いろいろ揃えなくてはならないから
2週間くらいかかるかしら。」















私「なっ
なっ(んで)
ど(うして)
や(だぁ)」








奥「ああ違うのよ。
離婚とかじゃないの。」







?????









なに?
どういうこと?
離婚するわけでもないのに
もうすぐ死んじゃうかも
知れないお兄さんを
置いて出ていくの?




奥「今まで通りに一緒に
お店で働くし
食事の支度もするし
みんなと夕飯も食べるし」







はぁ⤴?














なに言ってんの?
全然わからない!





私「寝る時
だけ別って
こと?」














そのために部屋を借りて
家財道具を揃えるの?
お金ないのに?








私「意味わかんない!
お兄さんに相談したの?

奥「報告したの。」

私「なに言ってんの!
こんな時に
わがままもいい加減に
したらどうよ!」






お兄さん宅はお兄さんの母親と
同居していますが
母親と奥さんは超仲が悪くて
以前からことあるごとに
同じ屋根の下にいたくないとか
家を出たいとか言っていたけど
こんな大変なことがあって
姑に我慢出来なくなったんでしょうが
まさか今言うことじゃないでしょ!
とカッカしている私に
奥さんは静かに言いました。

















奥「泣けないの。
泣くところがないの。
寝ている時に号泣するの。
うなされるの。
そのたびにパパを
起こしてしまうの。
寝言で癌のこと
言ってしまいそうで
眠れないの。」




















ごめーん!
















ごめんなさい!
ごめんなさい!
ごめんなさい!
考えてみたこともありませんでした。
本当にごめんなさい!
シャーマン人生最悪の失敗です。





お兄さんと奥さんは
一緒に店をやっているので
言葉通りに朝から朝まで一緒にいます。
息を抜く時間など皆無でしょう。
お風呂もトイレも狭いリビングに
隣接していますから
泣くことは出来なかったと思います。







癌はなってみないと
絶対にわかりません。
癌家族にも
なってみないと
わかりません。




「千祓の祈願 三百九回」

とほかみ えみため
はらいたまえ きよめたまえ

癌になったら、とどんなに考えても
なりきって想像しても
絶対に癌人の気持ちはわかりません。
癌が体内に巣食っているあの感じは
巣食われてみないとわかりません!