こんにちは!
占い師の頃の話です。
私の占いは何件いくらと
いうやり方ではなかったので
何度もいらっしゃるお客さんは
実父実母は当然ながら
義父義母のことまで聞いてきました。
多少でもお客さんが増えてくると
一人のお客さんの占いで
いくらなんでもそんなに大勢を詳しく
視ることは出来なくなったので
大きな変化だけ視るという感じでした。
「おとうさんは右膝病院行って。」
「おかあさんは大丈夫。」
「お義母さんは心臓が弱いよね。」
「お義父さん爬虫類のベルトやめて!」
とかそんな感じで一言占い
みたいなものです。
今はとてもできませんが
絶頂期というのはすごいです。
占いを始めた頃は当てるのが
面白くて仕方なかったので
いくらでもやっていました。
実母の深刻な相談を
娘さんが代理で来るというのは
けっこうありました。
が
その反対の娘さんの相談を
母親が代理で来たのは
この1件だけです。
娘さん夫婦が中古住宅を
買いたいのだけど
その中古住宅が不安なので
視て欲しいということでした。
私「どうして娘さんが来ないの?」
客「あの
流産してしまって泣いてばかりで。」
「そんな時に家買うの?」
妊娠がわかって家を探し始め
希望する条件がいっぱいあったので
なかなか見付からなかったのが
このタイミングで見付かったらしい。
あまりにも条件が合うので
次の妊娠のことも考えて
出来れば買いたいと思っている。
フンフン。
私は占いに写真を使うので
代理母?はその中古住宅の写真を
たくさん持って来ていました。
その中の玄関を写した1枚に
娘さんが立っている姿がありました。
妊娠についてに
訊かれていませんでしたが
嫌なことではないので
つい言っちゃいました。
「あっ大丈夫!
すぐ出来るよ!」
例の如く何でわかるのかは
まったくもってわかりません。
「本当
ですか!!」
それから話を聞いてみると
「赤ちゃんに関しては100%」
(当てられる)
と私が言われているのは知っていて
もしも
「赤ちゃんはダメだ」と言われたら
娘さん立ち直れないと考えて
来なかったらしいのです。
母親も怖くて聞けなかったと言います。
「大丈夫大丈夫!
○月には妊娠したことがわかるはず。」
「ああー!
ありがとう
ございます!」
と何かもう占いが終わった
ような感じになってしまいましたが
もちろん本題はこれからです。
母親はもう浮かれてしまって
心ここに在らず状態です。
「ダメだ。」かぁ。
そんなこともありますよねぇ。
この時初めて怖いなぁと思いました。
今まではっきりと「出来ない」と
結果の出た人はいません。
何か邪魔をしているモノがあるので
それを無くすようにと
くどくど助言して出来たことはあります。
もしも何をしても
本当に授かれないという人が
来たらどうしようと思ったのです。
人間って……
特に私は
いい気になっていると
悪いことは考えません。
本当に授かれない人が来て
期待いっぱいのキラキラした顔で
私の占いを待っていたら
どうしたら良いのでしょう?
いくらその人を傷つけないためでも
嘘をつくことは出来ません。
もちろんこの後
そういう場面に遭遇します。
まーた話が逸れました。
戻します。
買いたいと言っている
中古住宅の間取り図と何枚かの写真を
見ていくのですが。
「ン?
何かこの家
変じゃない?」
すいません。
続きです。
「千祓の祈願 百六十九回」
とほかみ えみため
はらいたまえ きよめたまえ
すいません😣💦⤵
もう更新しないとー!







