こんにちは!





私が最初に飼った猫は
大学病院の裏庭で拾った白猫でした。
茶トラ1匹と白猫2匹で
捨ててありました。
ここは以前に書いたことありますが
動物実験場があるところです。
「実験に使って下さい」と
いうことでしょうか?
よく子猫が捨ててありました。





小学校3年か4年の頃でした。
子供に捕まるくらいですから
ノラ猫ではなく捨て猫だと思います。
弟たちと遊びに行って
親に内緒で連れて帰って来ました。
こそこそと物置に隠した
小さい段ボール箱に入れていましたが
翌日学校から帰って来ると
子猫は居間で遊んでいました。





小学生の内緒などというものは
ダダモレですぐにバレます。





3人兄弟で3匹だから
ちょうど良いと思うのですが
次男がまだ幼かったせいなのか
おばあちゃんに強く言われ
茶トラは同級生の男の子の家に行きました。



(写真はお借りしました。)


ボブテールの白猫は私が
銀目金目のシッポの長い白猫は
長男の猫となって飼い始めました。


(写真はお借りしました。)


楽しいことはたくさんあったのですが
今回はそういう話ではないので
割愛して本題の話をします。




猫キチと呼ばれるほど
可愛がっていました。




学校から帰って来て
トコちゃんが見当たらないと
捨てちゃったんだー!
と号泣して母親を責める始末でした。
そんな私を棚の上から
寝転んで見下ろしていたトコちゃん。
かわいいったら( *´艸`)






それほど溺愛していた
トコちゃんが家の前で車に跳ねられました。
まだ子供だったので
どういう状態だったかは
よくわからなかったのですが
「骨が砕けている」
と大人が言ってました。
それがどういうことかも
もちろんわかりません。





動かないけど
生きているトコちゃん。
抱っこしたいのに「ダメだ」と言われ
段ボール箱の中でぐったりしている
トコちゃんを撫でながら
大泣きしていました。





泣いて泣いて泣いて泣きました。
でもトコちゃんがいなくなるとは
微塵も思っていません。
明日もトコちゃんはいるのです。
明日もあさってもずうっと
トコちゃんはいるのです。
トコちゃんのいない世界など
あるわけないのですから。






泣き疲れて寝てしまいました。
両親は心底困ったでしょう。
夜中にどうしようか
話し合っていました。
すると
猫の鳴き声が聞こえます。





トコちゃんは鳴けるわけないので
もう1匹の兄弟猫だと思ったそうです。
あんまりにも鳴いているので
母親が覗きに行きました。





おとうさん!

おとうさん!

大変!!」






密やかな大声で父親を呼びます。
父親も慌てて行って
子供部屋を覗きました。





すると
骨が砕けたトコちゃんが
私の布団を目指して這っていました。
(バカな!
出られるはずないじゃないか!)
段ボール箱は高さが30㎝以上ある
当時の丈夫なもので(昔のは丈夫)
父親はすぐに目を向けたそうです。
















段ボール箱は倒れていませんでした。






それでまずゾッとしました。
全身総毛立って息も出来ないほどでした。
トコちゃんは体を引き摺り
私の布団に来て顔を覗き込みました。





その日はたまたま
弟と掛け布団を
とりかえっこしてました。
(バカ!バカ!私のバカ!)





覗き込み見たら
私ではなかったので
くるっと振り向き
もうひとつの布団を見据えると
再び哭きながら這い出しました。
父はこの振り向いた猫の顔が
人生で一番恐ろしいものだそうです。







布団の上を這うことは出来なかったらしく
ぐるっと布団の間を回って這っています。
父親も母親も
恐怖のあまり微動だに出来ません。
今度は間違いなく私です。
トコちゃんは精一杯の力を振り絞り
にゃあにゃあと哭いていましたが
とうとう力尽きてしまいました。
私は目覚めませんでした。
(バカ!バカ!本当に私のバカ!)







父親は夜中だというのに
すごーーく遠くの山にトコちゃんを
埋めに行ったそうです。





翌朝何も知らずに目覚めた私は
段ボール箱がなかったので
トコちゃんは治ったんだと思いました。





でも
いくら探してもトコちゃんがいません。
「猫は病気になるといなくなるんだ」とか
「元気になってどこか行っちゃたんだ」とか
みんないろいろ言いましたが
トコちゃんがいません。
それだけが本当のことでした。
生まれて始めて死にたいと思いました。







私が高校生になってから
母親に本当の話を聞いたのです。




「猫は恐い!
恐ろしい!」





と母親は鳥肌を立てて言いました。






どうりでその後
どんなに頼んでも
猫を飼わしてくれなかったわけです。





「私にお別れに
来てくれたんじゃん!
どこが恐いのよ!」
ざけんなよーL(゚皿゚メ)」)




「あの猫はねぇ
全身の骨が砕けていたのよ。
まだ子猫なのに車に轢かれたの。
箱に入れる時にぐにゃぐにゃだったし
内臓も全部出ちゃていたの!
死んでたのよ!」





母親は恐ろしいことを
思い出したせいか目を見開いて
わなわなと泣き出しました。





「骨が全部砕けてて
内臓もないのに
あんな箱から
出られるわけないでしょ!」




母親はとうとうわあーと倒れ込みました。
父親はトコちゃんを持つのもこわくて
触らないように箱に戻して
箱ごと埋めて来てしまったのです。
確かにトコちゃんが元気でも
簡単には出られない箱です。
父親は怖いもの知らずの山男です。






「死んでたのに
お別れに来てくれた!」




もう大泣きですよ。
そりゃあ。
嬉しかったし
可愛くて仕方ありません。







「ちがうわよ!
お前を呼びに来たのよ!
連れて行こうとしたの!
死んでたんだから!」










うん。

まあね。

トコちゃんが行こうと言ったら

逝ってたよね。

私。








両親は人生で一番怖かったと言います。
だけど私は猫を怖いと
思ったことは一度もありません。
両親にとっては怪談ですが
私にとっては最高の愛情物語です。
猫は「不思議」な生命です。







めちゃかわいい❤







こんなヤツでも……(T^T)






「千祓の祈願 百六十回」

とほかみ えみため
はらいたまえ きよめたまえ

ライくん顎の再生祈願。
タレくんインシュリン終了祈願。
ちょびちゃん鼻が気持ち良くなる祈願。