こんにちは!
今回は長男の友人の話です。
土橋くんは大学生の頃に遊びに来て
それからは毎日のように
仕事の帰りにうちに寄って
長男と飲んで話込んだりしていました。
他の友人や父親が加わることもあり
リビングで寝込んでいることも
多々ありました。
車で来ることもありましたが
たいていはナナハンのバイクでした。
特に夏場はバイクを飛ばして
湘南の海岸で日焼けを
楽しんだりしていましたから
その帰りしなにうちに
寄ったりしていました。
長男は家業の商売を継いでましたから
だいたい店先(実家)にいたので
友人たちが来やすかったのです。
長男が仕事中でも
店番で母親がいたので
母親と話し込んだりしていました。
ある日土橋くんが帰宅すると
家の前でコロコロの
子犬がクンクンないていました。
若い男の子の一人暮らしですから
「飼えるわけないよー!」
どっか行けよー‼
と困っていたそうですが
翌日友達が行ってみると
子犬は家の中で寝ていました。
急いで買って来たらしい
新しい首輪とリードと
子犬用の食器がありました。
( *´艸`)
そういうヤツです。
しばらくして
子犬は車にはねられて
死んでしまいました。
土橋くんは泣いてました。
どうしてそんなことになったのか
話は聞いたはずなのですが
覚えていません。
ただ私が怒った記憶はないので
土橋くんに落ち度は
なかったと思います。
それから3日後に
車を運転中に電柱に擦ってしまい
かなりへこんで
土橋くんもかなりへこんでました。
「土橋、ヤバイよ!
しばらくバイク乗るのやめろよ!」
居合わせた友達も口々に言いました。
「うん!
わかった!わかった!」
そう言っていたのに…
わかったって言ってたのに…
翌日もバイクで海岸に行き
帰りの広い直線道路を
スピードをあげて
快調に走っていました。
そこへ駐車場から
勢い良く乗用車が飛び出して来ました。
避けようもありませんでした。
土橋くんは7~8メートル以上
吹っ飛んで即死でした。
長男の嘆きようは
声掛けられないほどでした。
あんなに守護霊が
注意を促していたのに。
子犬もご恩返しに
命をかけて注意していたのに
どうしてよ!
わかったって言ったじゃん!
それから1周忌も過ぎた頃
土橋くんが入り浸っていたスナックの
マスターが話したそうです。
閉店後に店の奥の休憩室で
仰向けで胸から上をソファーに
よりかけてテレビを見ていました。
ところが疲れで眠ってしまい
どのくらい時間がたったのか
テレビの砂嵐の音で目が覚めました。
「あ、いけねぇ、寝ちまった。」
まず……
目に入ったのは「肘」です。
床に肘を曲げた腕がありました。
ぎょっとしてそうっと見ると
床から胸から上が
はえたように出てます。
床に組んだ腕をのせて
マスターの隣で
土橋くんがテレビを見ていました。
ふと気付いたように
土橋くんがぎぃぎぃっと
こちらに顔を向けようとしたので
マスターは気絶してしまいました。
土橋くん
事故で吹っ飛んだ衝撃で
顔が半分無かったんです。
マスターはお葬式で
その顔を見ているので言ってました。
絶対に
絶対に
見たくなかったんだ!
私はこの話を聞いて1ヶ月以上
顔を伏せて洗顔できませんでした。
土橋くん
カンベンしてよ。
運転していた女性は
入院中の両親の世話で疲れきっていて
見なし運転で土橋君のバイクは
全然見えていなかったそうです。
事故のショックで
精神的に病んでしまいましたが
もちろん誰ひとり許しませんでした。
ご両親は毎年九州から
事故現場に土橋くんの供養に来ています。
数年は長男と彼女が付き添いました。
夏は暑さや遊びで気が
緩むこともあります。
事故で不幸になるのは
自分だけではありません。
十分以上に気を付けて下さいね。
「千祓の祈願 百十二回」
とほかみ えみため
はらいたまえ きよめたまえ
あなたが大切な人はあなたを大切に
思っています。
あなたの大切な人のために
あなた自身を大切にして下さい!



