こんにちは!
伝え忘れたような気が
するので書いておきます。
大学病院に入院中のこと
四人部屋の空いていたベットに
新たに入って来た婦人のことです。
70歳なかばの上品な方でした。
起きると丁寧に洗顔して
キッチリお化粧していました。
入院中ですから
お化粧する人は珍しかったのです。
就寝前にはまた
丁寧に洗顔して丁寧にお手入れを
なさっているような人です。
昼間は軽装に着替えて
夜にパジャマに着替えてました。
私などはずうっとパジャマで
お化粧しようと思ったことすら
ありませんでした。
加藤さんということにします。
加藤さんも
咽頭癌でした。
ステージはⅢ。
これほどキッチリ
生活している人がどうして
ここまで気付かなかったのかが
不思議でした。
お話しする機会があったので
聞いてみました。
「毎年全身の検査していた
んですけどのどの検査だけは
してなかったんですの。」
「まさか、ねぇ。」
そのまさかと油断していた
のどを侵されたわけです。
それで病院で
「手術しますが
声帯は諦めて」
と言われたそうです。
「仕方ないとは思ったのですけど
だんだん嫌になって
話せなくなるなんて嫌でしょ?」
それで息子さんに泣きついて
セカンドオピニオンで
この大学病院に来たそうです。
大学病院の治療方針は
抗がん剤と放射線で
そのための2週間の入院でした。
私も最初の病院では手術と
言われていました。
この大学病院へ転院して
抗がん剤と放射線の治療を
受けていました。
どうして
病院によって
医者によって
こんなに
違うんでしょう?
「話せなくなる」ことを
希望する人などいないはずです。
手術をしないで済ませたい
人がほとんどのはずです。
そしてその手術しないで済む
方法があるのに
なぜそれ以外の方法を選ぶのでしょう?
治療には「基準」というのは
ないのでしょうか?
加藤さんに手術を決定した
病院は大きな総合病院でした。
私に手術しようとしたのも
大きな総合病院です。
普通は「この病院で決まった治療」
に疑問は持ちません。
私の咽頭癌は
タケノコのように喉の奥に
小さな頭だけ出ていています。
手術をした場合は
首の太さの3分の2は
切除することになる。
と言われました。
「えっ⁉」それで生きていられるの?
後で再建するので大丈夫だの
声帯は取らないので大丈夫とか
手術したい一心で
口からデマカセ
としか思えません。
(1年以上経った今でも!)
少しでも疑問に思うことがあったら
「録音」した方が
後で落ち着いて聞けます。
それからセカンドオピニオンは
系列の異なる病院に
行った方が良いと思います。
加藤さんはセカンドオピニオンを
受けなかったら
息子さんに泣きつかなかったら
今
話せません。
私はセカンドオピニオンを
受けなかったら
今
生きていません。

