2013年 初夏

車に乗ったはいいが、タツキはため息を連発。
聞けば体調がイマイチらしい。 


気乗りしないなら、断ってくれたらよかったのに。 

悲しくなった。 

あとから分かったことだが、彼は彼で緊張してたらしい。 


終わってみれば、楽しい一日だった。 


途中冗談めかして、ホテルにも誘われた……あやうくついて行きそうになる程に私は彼に惹かれ始めていた。


でも、彼は私が体だけの関係を嫌がっていることも知ってたし、彼も気持ちのある関係を望んでいた。 


結果なにもなく帰り間際になって、手をつないだだけ。 

ほんのわずかな時間。 

マサヤとはまったく違う感情が湧いた。 

わたしはきっとこの人にハマる。