祖父が亡くなって、徐々に祖父の死を受け入れている自分に気付きました。
また、生前祖母を頼む。という祖父の願いは必ず守ると決めているので時間のある時には電話をかけたり、休みの日は会いに行っています。
母が近くに住んでいるので、ほとんどは母が対応してくれていますが、祖母は私と二人の時に
みんなの前では泣かないのに、ちひろの前だと泣けてくるんだよね。
と、私も祖母の前だと泣けてきます。
そして、祖母とは祖父の思い出話が尽きません。
祖父が私をどれだけ大切にしてくれていたか。と教えてくれるので、尚更泣けてしまいます。
そんな祖母と私は、祖父の遺影の表情が日によって違う雰囲気になるのに気付きました。
気のせいかもしれないけれど、
おじいちゃん来たよー!
と、行くと優しい表情。
たくさん人がいると、ちょっと困った表情。
それは、旦那も感じるようで
なんか、おじいちゃんの表情違うね?
と言っていました。
そんな中、
旦那と年末の大掃除をしていると、玄関先から祖父の声がする。
もう死んでるのに?
と思っているのに、
もしかして会いに来てくれたの?!
とソワソワしながら玄関へ行くと、祖母が祖父を玄関先で迎え入れています。
私は、それを見て
本当は、寂しかったんだよ!
もっとたくさん話したいのに!
急にいなくなるなんてズルいよ!
と、祖父を抱きしめて子どものようにワンワン泣きじゃくりました。
そんな私を祖父は困ったような顔で
あぁ。
とだけ返事をして照れくさそうにしながらリビングへ
と、いうところで目が覚めました。
目が覚めても最初は何が何だか分からない状態で、時計を見ると2時。
2時かぁ…
と、思って今日が何月何日か気になり調べてみると
祖父が亡くなってちょうど
49日
の日でした。
それを理解した途端、大泣きしてしまいました。
祖父は、ちゃんと死後の世界。あの世へ行く段階として私に夢で見せてくれていました。
そしてまた、死は怖いものではなく当たり前にある事だと教えてくれたような気がします。
これから、もっと祖父が不思議体験をさせてくれる。と思って、今ある当たり前の環境を当たり前と思わず、大切に過ごしていきたい。思っている事は素直に言葉にする事を心に決めました。
ありがとう。は言えるけど、寂しいとか辛いとかはなかなか言えない性格の私。
そんな私が夢では素直に祖父に自分の気持ちをぶつけていた。
私に足りない部分を教えてくれたような気がしています。