こんばんは。最近はめっきり情報を受信するばかりで発信する方がおろそかになってしまいました。

最近会社でも新規事業について考える機会が多いので、今日はなんとなくみなさんが興味ありそうなビジネスモデルについて触れようかと思います。

みなさんはもし自分でビジネスを始めるとしたらどんなことを考えますか?

まずはやはり儲かるかどうかですよね?

「儲かる」という言葉も人により定義は異なるかもしれませんが、大きく分けると

①いっぱい利益がでる商売
②長続きする商売

この2つのどちらか、もしくは両方について言っているといって良いでしょう。

そして、儲かるかどうかと同時にそのビジネスをするのにどれくらいお金が掛かるだろうと考えますよね?
つまりリスク的な物について考えると思います。独立するならば、少ない資金で始めるケースがほとんどなので、どうしても先行的に投資をしなければいけないような商売は敬遠して、商品原価に当たるものがなるべく低い物を考えるでしょう。

原価が安いといえばやはり、ゴミです。ゴミは安いどころか、処理するのにお金が掛かります。世の中には様々な場所で様々なゴミが出ます。事業廃棄物、産業廃棄物、色々な場所に個性豊かなゴミたちが存在します。世界ゴミツアーを経営者向けに企画したら儲かるんじゃないかと思ってしまいます。情報化が高度に進んだ今でも、宝の山になりえるゴミの情報は何気に知られていません。

ゴミといえば、我々が日ごろ捨てる生活ゴミや粗大ゴミ、レストランの食い残しや、ちょっと汚いですがトイレの廃物を想像すると思います。大概の物はリサイクルされ、結構身近なところで再利用されており、それをしている会社はひっそりとべらぼうな利益を上げています。

例えばコラーゲン。みなさんコラーゲンについてどれくらい知ってますか?コラーゲンとはタンパク質の一種で、美肌効果とかいって最近よく食品にうたい文句で出てますよね?しかしか皆さんが巷で目にしているコラーゲンは実は廃棄物から作られています。もっと具体的に言えば、養鶏場とかで鶏が殺される時にバッサバッサ首を切られるんですが、その首にはトサカがついてます。このトサカから抽出したりしてます。つまり養鶏場からしたら廃棄する物をお金に変えられる、コラーゲンを売る会社からしたら高利益率商品に成り得るコラーゲンの塊をやすく仕入れられるということで、相互利益が成り立っているわけです。

昔から商売の基本として、わらしべ長者の話がありますが、現代でもある人にとっては不必要な物が、違う人にとっては宝物だったりします。つまりお金も極端な話をすれば、必要の無い人にとってはゴミです。自分を不幸にする現況だったりすることもあります。つまりそれを上手く処理してくれる人は、金がゴミだと思っている人にとって見れば神様なわけです。そういう意味では宗教団体やいんちきなNPO団体や金融商品は、お金がありすぎて処理できなくて困っている人の手助けをしてあげていると言ってよいでしょう。あの世には金は持っていけませんからね。

しかい独立を志す時に、こういったゴミあさりは意外とあまり熱心には行われておりません。やはり我々は現代っ子なんでしょう。ゴミ(不要な物や情報)がいっぱいありそうなところはちょっと考えれば結構あります。

現在の超不況下において、独立してひとつのビジネスで安定的に大きな利益が上げられるほど世の中は甘くありません。ビジネスがお上手な会社はセカンドビジネスでこういう利益率が高くて他の人があまりやりたがらないことを資金源として持っていたりします。

今はほとんどのケースで、集中よりも分散の方が有効な戦略になるケースが多い気がします。バイオベンチャーの世界でも普通は事業ポートフォリオとして、低リスク低リターンのビジネスと、ハイリスクハイリターンのビジネスを組み合わせて事業を展開します。

さて、そろそろ長くなり読むのも疲れただろうと思いますのでこの辺で〆ます。
わらしべ長者作戦は、昔からもそしてこれからも商売の基本だと思います。
読者の皆さんも、なんか面白そうなゴミビジネスがあったら教えてくださいね。