こんばんは。ボストンは台風のような暴風雨です。


本来この時期の災害といえば大雪なんですが、地球温暖化のせいでしょうか、ボストンは奇跡的に10度くらいあります。


さて、災害といえば昨今のハイチ大地震なんですが、アメリカでは来る日も来る日もハイチハイチ(実際アメリカではヘイティーと発音する)で、テレビから新聞からSNSから全部その話題です。


そこでふと思ったんですが、もう全ての機関がハイチに我々は援助活動を行っています、のような宣伝をしており、逆に、



「え?あなたは何も協力してないんですか?」



ぐらいの雰囲気が出てます。



これは自分の中で新たなきづきで、例えばエコに関する商品を販売する場合、必ずと言っていいほどHPには募金活動や、環境保護に協力しています等のロゴが貼ってあります。



これも同じように、エコに関する商品を販売しているのに、何も募金活動とかしてないんですか?



的な空気を出しています。



何が言いたいかというと、もはや、そういった社会団体であるユニセフ等(私的には調べたことが無いので得たいが知れない)への寄付をしなければ営業してはいけないくらいの勢いに感じるわけです。



これは非常に強力なビジネスモデルで、営業許可証の販売をしているのとなんら変わりありません。



また、モラル的な話で言えば、そういった救助活動をすることによって自分達のイメージをアップさせようという魂胆が丸見えすぎる気がしてなんとも複雑な気分です。



救助活動を非難しているのではありません。救助活動大いに結構です。しかしながら、そういった慈善事業というのは宣伝すべき物なのでしょうか?



リーダーがみんなに協力を仰ぐのと、我々はそういった活動をしていますというのをこれ見よがしに主張するのはまったく別物です。



努力という物は基本的に隠れた所でする物です。昔スポーツをやってた時に、俺は毎日こんなにやってるんだと努力をアピールするやつがいました。



しかしながら、コーチから、



「努力することは非常に良い事だが、そういうものは影でするからカッコいいんだ!!」



と言われているのを覚えています。



なんとなく私の言いたいポイントを理解してもらえるれば幸いです。



しかしながら、もう一度考えてみてもらいたいんですが、大地震が起きて、難民等がたくさんでます。



水や食料は上述したような寄付合戦により、はっきり言って十分すぎるほど届いています。



しかしながら、現在困っているのはそれの配布方法等であり、これ以上そういったライフラインを保つための物は必要ないというのが実際の所ではないでしょうか?



というか、そこまで寄付できる余裕があるのであれば、不況だからとか言って税金を上げたりしないでいただきたいです。



もっと言えば、その税金をどうしようか考えている人達に払っている給料等が全て無駄です。ハイチに連れて行って救助活動でも米軍と一緒にした方がまだ世のため人のためです。



さて、そんなこんなで、私としては、寄付させる側に立つことが非常に有利な事を今回の事件から学習いたしました。



おしまい