こんばんは。ボストンは夜の10時30分を回ろうとしています。


今、明日のケースディスカッションの資料を読んでいるんですが、


題名が、「ジャックウェルチのリーダーシップ」です。


以前テレにいた時に、会長がGEの話を良くしていた事を思い出しながら読んでいました。


つーか正直に告白しますと、


GEとGMは一緒の企業と思ってました(笑


ぶっちゃけた話、GE、General Electric、について私は何も知りませんでした。


GEは、かのトーマスエジソンが1878年に立ち上げて、1981年にジャックウェルチが社長として20年会社を運営している間に、売り上げにして6倍、利益にして10倍近い数字をたたくという鬼企業です。


アメリカのビジネス誌はこぞって、「彼こそ20世紀最高の経営者」と賞賛しています。


さて、そのジャックウェルチの経営方針ですが、ケースを読んでいる限りは、半分北朝鮮です。


1981年から1990年の間に社員60000人、パートタイマー64000人の首を切ってます。


徹底した成果主義に見えなくないですが、社員教育にも力を入れていて、中でも私が感銘を受けたのは、


マネジャーには4つのタイプがある、以下は引用になります。(英語で引用するのは日本語訳するといまいち彼の声のトーンが伝わらないためになります。)


In our view, leaders, whether on the shop floor or at the top o our businesses, can be characterized in at least four ways, The first is one who delivers on commitments-financial or otherwise-and shares the values of our company. His or her is an easy call. Onward and upward. The second type of leader is one who does not meet commitments and does not share our values. Not as pleasant call, but equally easy. The third is one who misses commitments but shares the values. He or she usually get a second chance, preferably in a different environment.

Then there's the fourth type-the most difficult for many of us to deal with. THat leader delivers on commitments, makes all the numbers, but does not share the values we must have. This is the indivisual who typically forces performance out of people rather than inspires it: the autocrat, the big shot, the tyrant. Too often all of us have looked the other way and tolarated these ''Type 4'' managers because ''they always deliver''-at least short term.

中略

And when coaching failed, Welch was prepared to take action on the type 4s. ''People are removed for having the wrong values,'' he insisted. ''We don't even talk about the numbers.''


要は、プロフェッショナルとして、高いモラルと数字達成力を兼ねそなえてないならGEにはいらないと。
数字だけ達成してても、我々の持つべき価値を持ってないなら飛ばすと。


ジャックウェルチは数字をやらせるのではなく、部下を鼓舞し、追いかけるというスタイルをGEの概念として提唱してます。


そして、じゃあどうやって鼓舞するんですか、ということについてはMGRミーティングや教育プログラムで教え続けるそうです。


興味深い事に、我々が良くやりがちな、「組織内での競争」についてはここでは一切触れておらず、競争するのは、他社、特に競合相手とだそうです。


会計的な数字をしっかり理解した上で、相手の会社よりもこういう面でコストをより抑えたとか、商品の納期を改善したとか、共通の敵になるものをしっかり作って全員に同じ方向を向かせる手法が書いてあります。


これ以外にもたくさん勉強になりそうなことが書いてあるので、今度休日にでも本を買って読もうと思います。


ちなみに日本のアマゾンで’’ジャックウェルチ’’と検索すると、60件くらいの本がヒットしますが、アメリカのアマゾンで検索すると6990件とかでます。


どれ選んだらいいんだよ。。。


つーか正直、今までアメリカ人の本というのはあまり読んできませんでした。


理由は、日本語訳されているとなんか読んでいて自然な表現が少なく、なんか読んでいて気持ち悪く感じたからです(笑


英語ができるようになった恩恵です。


さすが24時間365日金儲けの事を考えてる国です。


ためになりそうなことがいっぱいです。


それではケースをフィニって寝ます。


おつかれです。