20日犬神ギタベイベント。
12:00開始だったのですが、時間ちょい過ぎでスタート。
お客さんは50名募集で半分ぐらいの入り。9割は犬神ファンかなって感じ。

まずはじょ兄が一人で入ってきて、ギター曲を一曲披露。
やまはさんで出した『伝導の書』の一番最後、完成形の曲。(『Killer Skill』、かな?)
アンプはマーシャルJC2000と4発キャビ。あと赤のハイワットコンボとグヤトーンの小さいお家用コンボが用意してありました。
フェルナンデス製の自モデルギターの説明。シェイプとかどこをいじってあるのか、とか。それからアンプの説明とか実際鳴らして音の違いとかを説明したりして、しばらくはじょ兄のみギターの話のみ。
じょ兄のギターはベースがレスポールタイプでシェイプがちょっと違ってる、その形が弾きやすくていいとか、下がちょっとくぼんでるのがギタースタンドに立てる時にケーブルを差しっぱなしにしててもジャックのとこがぐにっとならないで嬉しいとか。あと持ったバランスでボディの方が軽すぎるとネックが下がって支えなくちゃいけないのがあんまり好きじゃないから、このギターのちょっと(ネックの方が)下がる感じは丁度良くてバランスがいいんじゃないかとかそういうことを言ってた。
じょ兄モデルは市販のモデルをちょっと改造しただけでほとんど市販のものと変わらないんですけど、トーンとボリュームスイッチの二つのノブがあるものを『ボリューム』と『ボリュームスイッチを通さないでフル10で音が出る状態になる切り替えスイッチ』に替えてもらってるらしいです。これはギター伝導の書の一番最初にも書いてあった。
スイッチを切り替えるだけでクリーンと歪みを瞬時に変えられるところと、フル10の方はボリュームを通さないことで抵抗が減るからより太い音が出せるというのが利点。
驚いたのはじょ兄のモデル、市販とされているものの値段は6万円ぐらいってこと。それと変わらないスペックのギターなのにあの音が出せるっていうのが! おおお!
値段が高いものがいい音を出すのだと思っていたけれど、やっぱり技量があればどんなギターでもすごくいい音が出るんだなぁと思った。
ぶっちゃけ私が持ってる弾かないギターの方が高いよ!。笑(フェルナンデスJAPANの何周年かの記念モデル。ブラック。ヘッド小さくてねー、フェルナンデスのロゴがボディに入ってるの。すごく可愛いんだ~(のろけ))
最近新しくなったギターは30万ぐらいのやつらしいですけど、やっぱり市販タイプとほぼ同じスペックだとか。ノブだけ変更、かな?

あとは試奏とか沢山した方がいいよーとか、エレキギターは生音で練習するよりやっぱりアンプ通した方がいいよーとか。自分が気持ちいい、巧く聞こえる環境で練習するのがいいとか。
「あ、他社の話で申し訳ないけど、VOXのヘッドフォンアンプいいですよ!」って。「(ギターが)巧く(なったみたいに)聞こえる。俺好き」って言ってた。笑

それから弾き方とかフォームは他の好きなギタリストのフォームを真似する所から入ると上達が早いんじゃないかな、と言ってました。どうしてそんな弾き方をするのかが、真似することでわかってくるんだとか。
それで、自分の弾きたい曲のスタイルに合わせてそれを変えていくと自分のフォームが出来てくるんだって。
最近の若手のギタリストの人は、なんとなくこうやったら出来たっていう感じでよくわからないフォームで弾いてる時があるから、そういうのはやめた方がいい。アスリートとかスポーツ選手と同じで、それに適したフォームっていうのは絶対あるから、それを探すのもギターを巧く弾くコツなんだって。
じょ兄はそれに気づいて自分のフォームを見つけるのに3年ぐらいかかったって言ってました。

で、30分ぐらいじょ兄だけでトークしてから、ジン兄も登場。
二人で合わせて今レコーディング中のベスト盤からドラム+仮唄が入った音源で一曲。(曲タイトルはわかんない。あんま聴かない曲だった)
「俺らの演奏より仮唄の方が聴くことないだろうから希少価値が高い(笑)」って言ってました。

ジン兄のベースも紹介。ジン兄のベースはジャズベ。スペックはやっぱり市販タイプと同じなんだけど、スイッチ系統はライブが始まったらいじらない+ライブでよく動くので邪魔だからボディの中を向くように付け替えてもらったとか。「ドライバーを使わないと開かないので中は見せませんが(笑)」と言ってました。
あと市販のタイプはピックアップがバルトリーニだけど、EMGに変更したとか言ってたかな?
ベースもやっぱり市販モデルは定価5、6万円ぐらいらしい。もうなんかすげーな、犬神は! と感動する。ジン兄のベースもすごいいい音するもんなぁ…。

ジン兄は「ベースは難しいことをやるもんじゃない」が自論らしく、それについて熱く語ってました。
簡単なフレーズでもピックを使うのか、指で弾くのか。のべーっと弾くのかスタッカートにするのか。はたまたチョッパーを入れるのかとかニュアンスで全然変わるから、たとえば1番と2番で同じフレーズを弾いていたとしてもアクセントをどこに持ってくるかとかそういう部分だけで変化を付けられる。僕なんかはそれでごはんが三杯食える、と。そこでじょ兄に「じゃあ今日はおかずいらないねー」ってツッコまれてた。笑
ベースなんかはライブとかじゃあんまり聞こえない、箱によっては全然聞こえない時もあるぐらいの楽器だけど、実は曲の核みたいなところを握ってる楽器なんです、って。裏番みたいな感じですって言ってました。

質問コーナーで面白かったのは、「どうしてギターorベースを始めたんですか?」ってヤツ。
そのじょ兄の回答が「ギターは弾くんだと思ってた」って。
じょ兄の設定上の父親(は犬神博士だから・笑)じゃなくて本当の実の父親がギターを弾く人だったので、なんか、「大人になったら煙草吸うんだー、お酒飲むんだーみたいな感じでギターも弾くものだと思ってた」っていう。笑 ギターを弾くことが当然だと思っていた、っていう環境はすごいなーって思った。なんかありがとうお父さん! って気分。笑
ジン兄は「バンドブームが来て、じゃあバンドやろうぜ! ってなった時に、俺ボーカルー、俺ギター! 俺ドラムーって先に取られてベースしか残ってなかったパターンです(笑)」って言ってました。笑
「ベースを始める二大理由は『押しが弱い』か『じゃんけんに弱い』ですよ! 僕は前者だったということです!(笑)」らしいです。ジン兄が押しが弱くてよかったなぁ!。笑

あと効果的な練習方法で、やっぱりジン兄もアンプを通せって言ってた。ベースは生音がよく聞こえないし、そのままだとノイズが入ったりビビった音になっても、アンプ通すと弾けてることが多いからって。
巧い人はそのまま弾いてもやっぱり巧いけど、最初のうちはそのままで巧くなくてもいいから、色々ごまかせるからアンプ通しとけって。笑
で、じょ兄が「ベースは普通のスピーカーでも鳴らせるよね?」って言って、ジン兄は「ギターは歪ませるとかそういう部分がいじってあるけど、ベースは素直に音を出すから構造的に普通のステレオのスピーカーと似てるんだよね」って言ってた。

最後にもう一曲、ドラム+仮唄音源とジン兄&じょ兄の演奏。
レコーディング曲から『鬱病の道化師』。すごくよかった!

という感じでギタベクリニック。じょ兄とジン兄のプレーヤー観や初心者さん向けの色々な説明が聞けてとても楽しかった!
昔に虎(とらんすてぃっくなーう゛)がやった時も行ったのですが、その時はなんとなくファン向けな感じだったけど、犬神さんは(ファンの子が大半であっても)初心者のこれから楽器を始めようかなーと思ってる人向けっていうスタンスで話してくれてそれがすごく良かったと思います。
もちろんファンの人にもちゃんとサービスがあるしね(演奏曲なんかはそれだけでサービスだもん)

仕事明け翌夜仕事の間の12時~14時はツラかったけど行ってホントによかった!
しばらく犬神さんはライブ行ってないけど、すんごく行きたくなりました。大好きだなー!
ベスト出た後はまたワンマンツアーがあると思うのでそれに参加するぜ! 楽しみだぜ!
とりあえず下北行く!(ハァハァ)

続けて時雨レポ書こうと思ったけど長くなりすぎたのでとりあえずここまで~。

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ヘッドホンのってこれ。これが一番スタンダードなタイプで、他にクラシックとメタルで3種類あります。
買おうかなぁ…。笑
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そうそう。これ貼っとかないと! じょ兄の本。