うさたん、手作りXXX、の巻 | うさたんの台所

何書こうが面倒なものは面倒なので、ブログだけでも何かしてみようと思います。



いつかの実家帰りで、偶然大豆を見つけたんですよ。

「おぉこれはこれは…」と迷わず購入して、うきうきして自宅(すいません)に持ち帰ったわけです。



私めっちゃ納豆食いたかったんですよ。



帰ったその晩、さっそく作り方調べたんですけど、まじfuck事態起きたんですよ。



何?納豆菌って。大豆腐らしゃいんじゃないわけ?

っていうただただ無知が引き起こしただけのものすごくアホなものなんですけど。



ココじゃ大事態なんですよ。大豆までの距離片道3時間かかるわけですから。




でも納豆買うのにまたアジア食品店まで戻るのはそれこそアホらしいし、どうしても今すぐ使いたい。

ってことで、




豆腐に変更しました。



実家あたりでは中国人が1パック$3で売っているし、奇跡のしゃぶしゃぶ店で食した後だったので別にどうでもよかったんですけどね。



ただ問題は「にがり」がないってことです。




でも「にがり」の元になる海水は目の前にしこたまあるわけです。




じゃあやるしかないですよね。




まずはペットボトルに約5ℓの海水を準備します。

浅瀬の汚い水は(ついでに重いのは)嫌なので、その道のプロである大家さんに「はい。」っと2.25ℓのコーラボトルを3本手渡しただけで、私は汲んでいません。

ついでに下調べ不足でしょっぼいミスを何個か犯したんですけど、面倒なので書きません。




水深何mかは知りませんが、綺麗な海水を地道に、蒸発させて




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気長に、「もうやめよっかなぁ…」とか呟きながら本当に気長に待ちます。





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すると、最終的にはジェル状になってきますので






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それを漉します。





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中学校の理科の実験より古典的ですよね。

このコップに溜まったのが塩化マグネシウムや硫酸マグネシウムなどの所謂「にがり」というわけです。



5ℓの海水から取れるのたったこれだけですからね。

達成感より疲れがドッと押し寄せますよね。



しかし無事に「にがり」が出来たので、次は大豆です。




これまた地道に茹でて





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そしてこれも漉さなければならないので、こちらの儀式に使われる、日本手拭いの袋のようなものを使って

「ぅああ”っつ!!」なんぞ言いながら





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豆乳を作るわけです。





この際出たオカラは






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おつまみ用に、卯の花にしました。





そしていよいよ、豆乳ににがりを入れます。

これには温度がかなり重要なのですが、何せ我が家には温度を測るアイテムが何一つありませんので。




もうさっきまでグツグツしていた液体に指突っ込む以外の選択肢は無いわけですよ。




そして指突っ込んだところで、普段の風呂よりもはるかに熱い温度なんて感じ取れないわけですよ。




ただ今や私に残されたものなんて無謀と根性しかないんですよ。

やらないよりは!と突っ込みました。地獄でした。






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更には無謀と根性虚しく、素人でもわかる失敗分離ですよね。





誰が70℃を肌で判断できるかよ。とそのまま漉してみました。






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こうなって…





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無事、豆腐らしきものはできました。




最初は普通に冷奴で、残りは






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揚げだし豆腐にして頂きましたよ♪




そしてハロウィンブログに載っていた手作り塩はこのとき出来たものです。





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あ~めんどくさいもうしない。って口では言っても




次温度計有でやったら完璧にイケるわ見とけ。と本心でメラメラいっちゃってるあたりが生まれ持った血の気の多さというか、なんや面倒なとこです。



でも大豆と海水とガスだけで

天然塩、にがり、オカラ、豆乳、湯葉、豆腐

5種類も出来るんですよ!?



お得感はんぱないじゃないですか。



ただえさえチャイニーズ娘と思われてるのに、やってることも今やチャイニーズ。

しかも娘、じゃなくて、ババの卑しさですからね。



FJの天然塩、知り合いの陶芸家とコラボして売れないかな~って、心底思ってますからね。




言いたいことは

24の若さにして「にがり」から豆腐つくる人生になるとは思ってもいなかったです。




もう今や「無人島に唯一持っていきたいアイテム?うさたんかな~」って言われるために

後何を極めれば生きていけるのか、って考え出すんですよね。


ココナッツ生活→完クリ

漁→モリさえ作れれば多分クリア

陸生物狩り→弓道の勘を活かしてパチンコでクリア

火をおこす→そんな映画を20回以上見たのでなんとかクリア

水→雨さえ降ればクリア

衣服→尻さえ隠れる葉を見つければ問題なし



問題は個人の化粧水ですね。超乾燥肌なので。




そんな傍ら、今毎晩職探しのサイトみて溜息ついてるんですけどね。




ゆとりってバブル弾けてすぐの、一番現実に晒された世代じゃないですか。




加えて就活難…夢見てる暇あったらバイト先に頭下げて就職しろの世代なんですよ。




ついでに物事は揃えてから物を言え、譫言ばかり並べるなという環境で育ったので、シュールなものって悲しいながらもすごい安心感を感じるんですよね。



その反動のようにディズニープリンセスになるっていう夢も持ち合わせてしまって

もう意味わからないんですよ。



ぼちぼち部屋の片づけも始めてるんですけど、まぁものの見事にガラクタだらけですね。



片づけをしていると、王子が「かーにゃん、にゃにしてるんだ?」とスリスリしてくるので

胸がキリキリしてしまって、「何もしてないよ」と扉を閉めて、かれこれ4日間ほぼ何も片付かずの状態です。



ごめんね、結局、どうせ、やっぱり、と謝るのは簡単です。

自分を守る術というのは、人間生まれつき持っていますから。



でもある程度年を取ると、それが「偽り」になって「逃げ」でしかなくなる日が来るんです。

逃げた人間は、何も得られないように、うまく作られているのが世の中です。



私の好きな、求めるピュアは逃げない、一本で真っ直ぐなもの




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そんな風になりたいのに、人間の脳は色々考えすぎて邪魔です。

そんなことを考えながら、今日も一緒にお昼寝をしました。




彼は好きなんですよ、私を枕にするの。

暑いからすぐ体勢を変えますが、目が覚めると必ず、私に手や尻尾をのせています。

彼なりのおてて繋ぎで、無意識の愛情表現でしょう。



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毎晩こんな感じで寝ています。

王子なので、夜は中央に、横に寝るんですよね。








寝返りを打てなくても、私は幸せです。