観てきました。「黒牢城」
「このミステリーがすごい」の1位作品というのもあり、予告編の菅田将暉の演技も観たくなって、見てみましたよ。
画面の雰囲気や豪華俳優陣、ロケ地の魅力満載、なかなかの大作でした。
でした。
でした。
ここから、ネタバレです。
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主演は織田信長に反旗を翻した、荒木村重(本木雅弘)。黒田官兵衛の空白の一年を、ミステリータッチで解釈を加え、ミステリーのオムニバスとして表現しています。最後にはミステリー自体や本編全体のストーリーの回収もあり、脚本としての整合性も感じられました。
私としては、黒田官兵衛の描き方が少々雑、というか、都合のいい時に便利に使っているだけで、もうチョット、心理面とか深掘りして欲しかったと思いました。
村重がなぜ、戦国の時代にあって、家来や使者を殺さないのか、についても、もっと深掘りが欲しいところでした。
あと、1年を表現するのに、四季(冬:自念、春:首、夏:寅申、秋:天罰)に見立てて、ストーリーの柱を描いているのですが、その必然性は無いのかな〜、と。
小説(原作)を読んでいないので、あくまで映画の印象、感想ですが、少々冗長なのに、中身的な盛り上がり感は欠いていたかな、と思いました。
あと、いかんせん、この豪華俳優陣で、165分の大作にしては、、、勿体なかったな〜。
良かったのは、大団円で、村重の妻・千代保(吉高由里子)が「悪いこととしてではなく」裏の精神的な、戦(いくさ)への思い、生死に対する思いにより、この物語の柱となっていたことに、なんだか私自身が納得できたところでした。
この物語は、私は「ミステリー」としてでは無く、人の生死に対するそれぞれの考えや戦(いくさ)の無常感、人の無力感をおおいに謳っている作品である。と解釈しました。
その点からいくと、千代保の存在や、村重に命を助けられた者たちの姿が、活きてきます。
おぉ、そうだ。ミステリーとしてプロモーションされていたので、何となくミステリーとして観てしまいましたが、戦国の世の儚さ、命の軽重・尊さ、狂ったようで狂っていない?狂っていないようで狂っている、人それぞれの価値観や死生観を描いているとすれば・・・おぉ、傑作?
単なるミステリーで、終わらせてはいけない作品なのかもしれません。
さぁ、皆さんは、この映画、どう観ます?


