私の血には職人の血が流れているようです。
私の父方の祖父は都内で寿司店を営んでおりました。


子供の頃祖父に手を握られた時、
酢飯で馴染んだであろう「すべすべの手」は今でも記憶しております。


正月になると寿司店に皆が集い、
配達や注文やお客さんの出入りで賑やかなお店の中、
美味しいお寿司を食べさせてくれました。


祖父は酒飲みで、その血を120%受け継いでいる私ですが、
江戸っ子気質で豪快な性格もたたり、
私生活では祖母に迷惑をかけていたような話しもあとで聞きました。


祖父が亡くなる直前に病室へ見舞った時も、
しっかりと手を握られましたが、
その手の感触はあまり覚えてません。
お酒を飲み過ぎてしまったようです。


祖父の寿司店は現在叔父に引き継がれ、
現在も都内で営業しておりますが、
その叔父が今週亡くなりました。


叔父もまた飲みすぎが祟ったようです。
笑顔がとても優しくて、心がとても広い人。
3人の子にも恵まれて、長男を弟子に従えて幸せそうな板場についてました。
最近は息子が引き継いだお店は、主が変わっても人気のお店です。


私の父もアカデミックな世界にいながら、
その専門は職人の色濃い分野。
お酒も大好きな父はまだまだ健在ですが、
兄弟を亡くしたその心境は思いやられるばかりです。


ここ最近、自分の辿ってきたルーツのようなものに惹かれています。
「血は争えない」と言いますが、まさにその通り。
自分が受けた生に感謝しながら、
料理好きで、学びにも興味あり、お酒好きという共通項を今さらながら認識する次第。


今日は叔父の通夜です。
親戚縁者、ご友人やお客さんで賑やかなものとなるでしょうね。